これからの日本で普通に生きたいなら、必読
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あり余るお金も高い地位も名誉もいらない、ただ、日本で普通に生活して死んでいきたいと思うなら、読んでおくべき本だと思いました。
食料問題、NPO・NGOの活動について、憲法の問題について、個人情報保護法についてなど、なかなか理解するのが難しいと思いがちな内容も、著者の皆様の分かりやすい文章で、すんなり入ってきます。というか、読むのを止められません。
自分の日常の買い物一つにも、これからの日本をつくる責任がかかっていること、専門家じゃなくてもできる貢献方法があることがわかりました。
イタリアのボローニャという都市づくりについては、とても勉強になりました。こんな都市があるのだということが嬉しいし、日本だって、普通に生活している一人ひとりが考えて行動するだけで変わることができるという希望も見えます。
いま2008年、本の内容は2001〜2002年に書かれたものなので、ちょっと前ですが、フツー人の責任という考え方を知るには、ちっとも遅くない。たくさんの方に読んでいただきたいと切に思います。