インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

作家の誕生 (朝日新書48)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 朝日新聞社
Amazon.co.jpで確認
ダザイもミシマも若かった ★★★★★
国語の教科書に載っている夏目漱石の『こころ』はちっとも面白くなかった。
でも名著と言われているのだから仕方がない。試験に出るから「先生」の気持ちを
理解したフリをしなくては……。
あれっ、猪瀬さんもそこに「もどかしさ」を感じていたの?
立ち読みでパラパラめくっていたら、コラムで漱石批判をしていたので興味が湧いて買いました。
いや〜、面白かったです。
険しいお顔立ちと名著の数々でいささか煙たかった作家センセイ方が
今でいうブロガーの走りだったり、売れたくて売れたくて手段を選ばないなど人間性丸出しで次々と登場。
一気に彼らが身近になり、今一度作品を読み返したら、無臭だったのが「香り」や「臭さ」を伴って立ち上がってくる気がしました。
つまんない文学入門書より100倍イケテます!
猪瀬節、健在です! ★★★★★
何よりも読みやすかったです!
それほど文学に造形の無い私でも、明治以来の小説家達の歴史が、
分りやすく、生き生きと伝わってきました。
また、小説とは何か?という、
普段あまり考えたことの無いことを考えさせられました。
文章は、さすが猪瀬節で読みやすく楽しいです!
ついでながら、朝日新聞なみに字も大きいので、疲れません!
まるで週刊誌のように、気軽に読めるように仕組んであるところが、
また、プロだな!と、うなってしまいました。
日本文学の歴史に興味のある人だけでなく、
普通の人が、読み物として充分に楽しめる内容なのではないでしょうか?
楽しめる読み物として、勧められる一冊でした。