【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:高神覚昇/〔著〕 出版社名:角川書店 発売所名:角川グループパブリッシング(発売) シリーズ名:角川文庫 発行年月:1979年 関連キーワード:ハンニヤシンギヨウ コウギ カドカワ ブンコ はんにやしんぎよう こうぎ かどかわ ぶんこ、 カドカワシヨテン カドカワグループパフ 0946 かどかわしよてん かどかわぐるーぷぱふ 0946、 カドカワシヨテン カドカワグループパフ 0946 かどかわしよてん かどかわぐるーぷぱふ 0946
最高の「般若心経」若い深い
★★★★★
昭和22年の講義録
54歳で亡くなる前年の仕事
昭和の人は、弁証法を初めすべての哲学を
若くても熟知していた証拠
ひとつひとつ日本語が深い若い
多くの般若心経本は老成してからの
もので、自分の主張が多い
哲学として世界観としての意味では
本書が最高です繰り返し読みましょう
般若心経入門書の古典
★★★☆☆
密教学大家による、きわめて格調の高い般若心経講義。おそらく、その後の数ある般若心経入門書の著作家たちも、タネ本としたであろう。その意味では、巷間に広まっている般若心経本を複数読むよりは、この本一冊読む方が早道かも知れない。
ただし、現代の学問水準から見て疑問と思えるところも少なくない(たとえば語義について。宮坂宥洪『真釈 般若心経』参照)。また、時折脱線が混じり、論旨がぼやけてしまっている所もあり、残念ながら、般若心経本の決定版とは言いかねる。しかし、一つの解釈として、古典的価値を持つ本ではある。
心のあり方を説いた
★★★★★
般若心経の解説本。初版が1947年と古いものであるが、内容は今日でも十分に説得力を持っている。
もともとラジオで放送されたもので、大衆向けになされた講和であるので、学術的な厳密性を追及し分析するものではなく、日常生活の中にある場面での心のあり方と絡めて般若心経が説かれている。それでもって、「因縁」や「空」といった中核となる思想もしっかりおさえられている。それは単なる知識としての般若心経ではないので、仏典そのものの成立や歴史背景などは詳しく書かれていない(解説で紀野一義氏が簡潔に書かれている)。心経の内容が生活や生き方などの自らの生と絡めて理解しやすい平易な文章で書かれている。平易でありながらも、読むたびに新しい発見がある、含蓄に富んだ文章でもある。
自らを仏教徒と自覚するしないに関わらず、仏教初心者でも十分に読みやすいものとなっている。そうでありながらも、長年仏教と親しんできた人でも、堪えられる内容である。
こんなんに納得がいく人だけどうぞ
★☆☆☆☆
「一切の事物は、皆すべて、相対依存の関係にあるわけです。もちつもたれつとは、独り人間同志の問題ではありません。世間の一切の万物、皆もちつもたれつなのです。現代の物理学者は相補性原理といってます。相補性性原理とはもちつもたれつということです。
有名なアインシュタインはかって相対性原理を唱えましたが、もはやそれは古典物理学に属するもので、今日ではすべてのものは、互いにもちつもたれつの関係にある、すなわち相補性原理こそが真実だといわれています。」
トの臭いが漂ってきませんか。
般若心経の解説でこれ一冊といえば
★★★★★
般若心経の解説でこれ一冊といえば、『般若心経講義』(高神覚昇、角川文庫、1952年。初版1947年)を挙げたいと思います。もともと戦前にラヂオ放送された講義録ですので、読みやすく、面白くてためになる本です。高神師は本書において「唯仏史観」を説いておられます。