【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:諸富祥彦/著 出版社名:講談社 シリーズ名:講談社現代新書 1787 発行年月:2005年05月 関連キーワード:ジンセイ ニ イミ ワ アルカ コウダンシヤ ゲンダイ シンシヨ 1787 じんせい に いみ わ あるか こうだんしや げんだい しんしよ 1787、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253 人生の「目的と意味」は何か?本気で考え始めると、抜け出られなくなってしまいそうで、何となく、怖い。そんな気がして、あまり考えないようにしてきた、という方も、少なくないようです。そんなあなたがこの問題について真剣に考え抜き、そして、心の底から納得できる「人生のほんとうの意味と目的」を探し求める旅に出るための、ガイドブックのような本です。 1 「人生の意味」を考える(先生は、なぜ死なないんですか模擬授業「人
人生の意味は、心理学的問題?
★☆☆☆☆
宗教、文学、哲学、スピリチュアリティ、フランクルの答えを分り易く紹介している。しかし、結局諸富氏の答えが明確に提示されていない。「『人生の意味と目的は、かくかくしかじかのものですよ』と一つの『正解』を直接的に伝えても何にもなりません」230頁とある。
心理学の領域の人はこういうふうに体験を重視する。死に物狂いで求めない人、体験しない人にはそもそも答えを得るのは無理なのだろうか。同じ体験を目指している人たちのグループ化、ネットワーク化などの怪しげな雰囲気の充満を感じるのは私だけだろうか。純粋に哲学プロパーからの人々にもっとがんばって欲しい。人生の意味の問題を心理学的問題にして欲しくない。
脱力系
★★☆☆☆
人生に意味はあるか……というテーマに関する議論を,学生の議論,文学や宗教,哲学といったところから問うていく前半部分は,「どこまでが確実なところか」「どこからが究極的には信仰の問題か(つまり証明できていないテーゼか)」と誠実に腑分けして進められ,好感が持てた。
おやっと思ったのは,宗教とは異なるものとして提示された「スピリチュアリティの答え」から。著者はスピリチュアリティを明確に定義していないが,そこで挙げられていたのは輪廻説や「死者の書」であり,そこでの議論が宗教的な議論とどこが違うのか,読んでいても理解できなかった。
また,著者の提示する「人生の意味」論の「正解」は,般若心経を比ゆ的に用いて説明していることからも明らかなとおり,これまで宗教的なテーマとして論じられてきたものと同じではないか。
筆者は,「人生の意味」論は思弁ではなく体験によってしか会得できないと強調するが,その体験は,結局は宗教的な神秘体験と同じに見える。だから,筆者の提示する「正解」も,同じ体験をしていない者にとっては,「それを無条件に信じるか,否か」という宗教的な教義と何ら変わらない。
前半の誠実な議論の進め方と,後半の「正解」部分との落差が激しく,読んでいて脱力感を禁じえなかった。
なお……
筆者は,≪私は,14歳の時,「私は死んで,永遠にこの世界から消えてしまう。たった一度きりのこの人生。だとすれば,何が何でも,”ほんとうの生き方”を探し求めていこう」と決意しました。それはほんとうに,いのちがけの決意でした。≫(122頁)という。
こういう,あるのかないのか分からない正解を「探す」ことに一生を捧げるという決意は,オウム真理教の林郁夫も青年時代に抱いていたものであり(「オウムと私」),やっぱり,それ自体が宗教的な決意なのではなかろうか。
多面的に「人生の意味」を説く
★★★★☆
誰もが一度は抱く「私は何のために生きているのだろう」という疑問に対する、古今東西の宗教、哲学、文学、心理学、スピリチュアリティから引用した、「答え」を紹介しつつ、著者の信ずる「答え」とそれに至る方法を語る。
誰もが悩みつつも、実際には、万人共通で唯一無二の「答え」がない問題だけに、さまざまな「可能性のある答え」を示しているのはありがたい。さまざまな考えの中から、自分が最も共感できるものを選択していけばよい、という著者の考え方は、自分の考えを一方的な押し付けるどこかの占い師とは違って好感が持てる。
なお、著者自身の「答え」については、個人的な「体験的知識」であり、かつ、到達するまでに非常な努力と時間がかかる、ということもあり、妥当性の検証のしようもありませんが、ひとつの考え方としては理解できます。
いずれにせよ、著者も指摘しているように、この問題については、僕たち一人一人が自分自身で答えを出すほかないようです。また、そもそも「無理に答えを出す必要があるのか」ということからして、決まっていません。
本書は、悩める人にも、悩んでいない人にも、人生について考えるためのヒントになる本です。読んで損はありませんね。
人生ピースになる
★★★★★
人生に意味はあるか?
この本に辿りついたのも運命かもしれない。
それもありかも………
哲学・宗教・精神世界・著者体験と
色々な視点で人生の意味を診ていたので学べた。
これが『答え』ってわからないのも、生きている楽しさなのかもしれない。それは、まるで潜水服で海を潜って神秘的な魚を探している感じに思う
あっ!!こんな魚いたんだなぁ〜と
自分で自分を見つけていく人生観みたいな所が最高♪
著者の言葉に響く言葉があった!!
"人生は知るものではなく目覚めるものです”
人生は枠を広げていくものなんだなと感じました。
波紋が広がるように自分の心も
目覚めさせていきたいと
生きていく勇気がもらえました。
起きろ〜〜朝だぞ♪って自分にいいたいですね(笑)
そんな自分とご対面したいな
僕の好きな言葉にこんな言葉がある!!
”個にして全、全にして個”
まさしくこのような感じではないかと思った。
皆本来一つなのだと……。
全体的に観れる視点がとても大切だと感じました。
ありがとうございました♪
帯にイツワリあり
★★★★★
「これが「答え」だ!」というのはウソです。
そんな風に「絶対的な答」が出てくる本ではありません。
宗教・文学・哲学・スピリチュアルなどによる答が並んでいるのは、なかなかに読んでいて面白いです。
でもやっぱり、フランクルの答が書いてあったのが一番よかったです。
筆者の答もまた、一つの答に過ぎません。結局自分で探すしかないのでしょう。