幸運にもうまく騙されることができれば、癒しの効果は期待できるかもしれない。その意味で、たしかに、著者は、ある種のカウンセラーだろうし、カウンセラーとして、この著作を書いたのだろう。だとしたら、大学教員としての肩書から離れて、カウンセラーとしての筆名を使って書くのが、誠実な態度という気もするが。