ステキな歌手の勢揃い オールディーズ・ファンにとって感涙ものの企画です
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この4枚組は懐かしい音楽(1960〜63年頃にヒットした曲を集めた東芝音源)の玉手箱でした。
日本の洋楽ブームを作ったのは、フジテレビの「ザ・ヒットパレード」やNHKの「夢で逢いましょう」の影響が大きいでしょう。海の向こうのヒットソングをいち早く訳して日本人歌手が歌うことで当時「洋楽」が日常に入りこんでいきました。勿論、ロカビリー3人男と呼ばれた平尾 昌晃、山下 敬二郎、ミッキー・カーチスの日劇での大変な人気もその要因ですが。
ザ・ピーナッツをレギュラーにした「ザ・ヒットパレード」は大好きな番組でした。ここで収められている中尾ミエ、伊東ゆかり、スリー・ファンキーズ、弘田三枝子、森山加代子、坂本九も出ていましたね。
内田裕也の「ヤング・ワン」「ブルージーンと皮ジャンパー」も今では絶対に聞けません。「マイ・ボーイ・ロリーポップ」「ボビース・ガール」を歌っている梅木マリはお宝物の非常にレアな音源でしょう。
中尾ミエの声も若いですね。「可愛いいベイビー」は大ヒットしましたし、「夢見るシャンソン人形」「アイドルを探せ」などは見事なカバーです。
いしだあゆみの「ブーべの恋人」は珍しいですが、ナット・キング・コールが自分の大ヒット曲「ラヴ」を日本語で歌っているこの録音は本当に珍しいと思います。
森山加代子も「ジョニー・エンジェル」「ボーイ・ハント」「ワンボーイ」と沢山歌っていますが、伊東ゆかりで聴きたかったですね。歌の上手さは別格でしたから。
リーフレットの「ミュージック・ライフ」の写真は本当に懐かしかったです・・・・。