久々にヒット
★★★★☆
NHKのSONGSで南佳孝さんを見て、購入しました。20年前(もっと前w)の気持ちが蘇って元気になりますよ!
Best盤ならコレのような気がしてコレでない
★★☆☆☆
公式Best的な「大航海図鑑」と比べ、メーカー主導のBest盤のように思えますが、「ソバカスのある少女」と「月夜の晩には」がある分、お得感はあります。
しかし、音が問題で、SBMで音質も良いというのが売りなのですが、どうもスカスカしてPARADISOだけが印象に残るだけのアルバムになっているように思います。そこで調べてみたら、「大航海図鑑」の方は大瀧泳一さんなどから信頼されているSonyの田中三一さんが、1990年にデジタルマスタリングしており、それまでのアルバムでやった音作りの意図がちゃんと残っているものになっています。でもあっちは廃盤なんですね。
主要なアルバムはオリジナルアルバムで集めた方が良いかもしれません。特に、Seventh Avenue South、Daydream(廃盤)、冒険王、LAST PICTURE SHOW(廃盤)あたりが個人的なお勧めです。現時点で、2つも廃盤なのが残念です。
羅針盤
★★★★☆
かつてアナログ時代に『12LINES』(だったと思いました)と言うベスト的なアルバムに入っていた『羅針盤』が収録されている、私の知る限り唯一のデジタルソースです。
更に、ティンパンアレーのキャラメルママに収録されており、鈴木茂とWボーカルだった『ソバカスのある少女』もNewアレンジ&佳孝さんのソロボーカルで収録されている唯一のCDでもあります。
南佳孝マニアなら、この2曲の為にだけでも手に入れるべし!です。
ソニー時代をバランスよく見渡した好企画
★★★★☆
97年に出たソニー時代のベスト盤。いま出ている中では「GOLDEN☆BESTシングルス1978−1993」と並んでセンスの良い選曲。何か1枚と言えば「シングルス」に軍配を上げるが、初期(78年頃まで)の曲までしっかり収録されているのは本作であり、甲乙つけがたい。もう1枚勧めるとすれば、迷わず本作だ。
「ソバカスのある少女」「風にさらわれて」「日付変更線」「プールサイド」あたりはいずれ劣らぬ名曲。佳孝氏の歌声はさすがに若いが、曲も演奏も古臭くならないのがすばらしい。「忘れられた夏」は当時のシングルバージョンで、この浮遊感・喪失感がたまらない。「ブルーズでも歌って」もたいへん聴き応えのある演奏で、若い頃からの氏のジャズへの愛着がうかがえる。
収録曲の大半はベスト盤の定番だが、それに混じって「ワンナイト・ヒーロー」が入っているのも本作の特徴。78年の傑作「サウス・オブ・ザ・ボーダー」の1曲で、この時期ならではのラテンテイストあふれる好作品。この曲に限らず、当時の佳孝氏の作品は坂本龍一氏のアレンジがすばらしく、大きな役割を果たしている。
それから「テイスト・オブ・ハニー」も見逃せない。87年の「ヴィンテージ」の1曲で、シングルになってもおかしくない爽快な作品。隠れた名曲と言うと大袈裟だが、もっと多くの人に聴いてほしい作品だ。細かい点では「憧れのラジオ・ガール」がシングルバージョン(イントロのドラム付き)で入っているのもファンには嬉しい。YMO人脈が参加してテクノ風の味付けをしていた時期で、ヴォコーダーの響きも懐かしい。
あと「GIRL」や「昼下がりのテーブル」が入っていれば、ベスト盤として一番手に推薦したい所だが、「シングルス」との曲重複は意外と少ないので、興味があればどちらも聴いてみて頂きたい。