AIJ (九条経済研究所 通勤の友シリーズ)
価格: ¥0
「AIJ」
鈴木一郎著
九条清隆編集
九条経済研究所
通勤の友シリーズ1
通勤時間で読み切れる長さで、タイムリーでホットな話題を提供します。
文字数 約1万文字
紙のページ 新書約25ページ相当
想定読了時間 約15分
半年前に発覚したAIJ投資顧問による巨額年金詐欺事件。
2012年12月5日に公判が始まった。逮捕者は幹部3名だけ。大騒ぎした割にはその後の続報が少なく、多くの謎と誤解を残したまま、厚生年金基金の廃止という形で幕を閉じようとしている。しかし、この事件が開けた闇は深い。
決してこのまま風化してはいけない。
元AIJ企画部長九条清隆の意見を踏まえ、AIJ事件について見落としがちなポイントを整理する。通勤途上で読める手軽サイズです。
はじめに
第1章 事件の特徴
1. 動機(浅川の主張)は単純で幼稚
2. 大きな闇があるように思える
3. 背景となる年金制度の仕組みと歴史が複雑 / オプションの本当の仕組みがわかりにくい
4. 関係者の歯切れが悪い
5. 影響が全国民に及ぶ可能性に気づかず
6. 先送りを好む国民体質が詐欺的な状況を許す
第2章 事件の責任
1.事件を起こした責任
2.事件を見抜けなかった責任
3.高い運用利回りを求めた責任
第3章 事件の背景
第4章 疑問点
■裏金や横領はあるのか?
■贈賄はないのか?
■ケイマンは諸悪の根源か?
■監査報告書には何が書いてあったのか?
■なぜ金融庁はこれまで検査をしなかったのか?
■基金常務理事は何を見て仕事をしていたのか?
■オプションの運用はリスクが高いのか?
■西村被告はどこまで関与していたのか?
■高橋被告はどこまで関与していたのか?
■実際にどうやって損失を重ねたのか?
第5章 疑問点への答え
第6章 最大の問題
おわりに