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一房の葡萄 (集団読書テキスト (A3))

価格: ¥132
カテゴリ: 単行本
ブランド: 全国学校図書館協議会
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:有島 武郎 出版社名:全国学校図書館協議会 シリーズ名:集団読書テキスト A3 関連キーワード:ヒトフサ ノ ブドウ シユウダン ドクシヨ テキスト エ- 3 A ひとふさ の ぶどう しゆうだん どくしよ てきすと え- 3 A、 ゼンコクガツコウトシヨカ 3919 ぜんこくがつこうとしよか 3919、 ゼンコクガツコウトシヨカ 3919 ぜんこくがつこうとしよか 3919
たぶんすっぱく、甘い味だったはず ★★★★★
『一房の葡萄』です。童話の名作の一つ。
有島武郎の作品。舞台は横浜です。
描かれているのは、悪、というよりも、弱さ、というべきでしょうね。
いけないことと知りつつも悪いことに手を出してしまう弱さ。欲望に負けてしまう弱さ。
決して他人事ではなく、何かに負けてしまう弱さは誰しも持っているもの。それに対して真摯に向き合うように、問いかけているように思いました。

そして。
弱さを持っている人間に対して、どう向き合うべきか。友達として。あるいは教師として。特に子供に対して大人がどう接するか。現代においても通用するメッセージ性を秘めているようにも感じられます。
絵の具を盗んでしまった主人公が本当に反省していることをしっかりと理解して、単に叱るのではなく、葡萄を与える。
そういう包容力のある先生と出会えていれば、素直に真っ直ぐ育つこともできるでしょう。
だから友達も、罪を詰り続けるのではなく、普通に優しく接したわけです。

現代の人間関係は、そんな甘いだけではない現実です。でも、すっぱいだけではないことも忘れないでほしい。そういう気持ちになります。
自分の中の悪を見つめる ★★★★☆
「一房の葡萄」は人間なら誰しもが持つ自分の中の“悪”をしっかりと捕らえる物語です。悪いことと知りつつも衝動的に盗んでしまう子どもの心を描写しています。この真理を自分の中にもあることしっかり見つめてほしいと著者は思っていたのではないかと思いました。

この、人の中にある“悪”は、子どもの中にあるだけではないはずです。大人にもあるもので、大人にも訓示的なものであると思います。また、子どもが、悪いと分かりつつもやってしまったことに対して、大人がどのように対応するのが良いのかも示されています。
この童話は、子どものためのものだけでなく、大人のためのものでもあると感じました。