標準理論の「発見」の物語
★★★★★
本書は、1960年代初頭から 1970年代終わりまでの素粒子物理学の激動の時代を
描いています。素粒子物理学は、この10数年間で、強い力/弱い力を巻き込み、
様々な新粒子や核子の内部構造を説明する標準理論(クオークモデル)に大進化します。
著者は、当時スタンフォードの SLAC のグループに属し、この変革に実験家として
直接参加していたのですが、本書は当時の驚くべき発見、理論、人々を情熱的に
描いています。
私はこういう発明発見物語が大好きなのでとても楽しめました。
標準理論が、いかにして出来たのか、その詳細を知りたい方は
是非この本を読んでみてください。