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トレインスポッティング (角川文庫)

価格: ¥980
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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BE POSITIVE(YOU ARE HIV) ★★★★★
ドラッグ、ドラッグ、ラララララ♪お前はドラッグは人生を破壊するといっている、おい!お前は経験したのか?経験してそういうのか?人生を台無しにしているのはどっちなんだい?ドラッグ・ジャンキーと僕らの違いはただ単に臆病かそうでないかの違いしかない。(憶病者はどっち?)生きてるという実感が欲しいかい?なら死ぬしかないんじゃないか。成功したいかい?みんなに褒められたいかい?愛されたいかい?じゃあ、誰かを殺すしかないんじゃないか。犠牲を増やすしかないんじゃないか、自分の足元に死体を積み上げて、見晴らしを良くしていくしかないんじゃないか?たったそれだけのことじゃないか、この世は複雑?お前が勝手に複雑にしているだけだ、ムカツクほどにこの世は簡単で、死ぬほど退屈で、みんなワンダーランドを欲しがってる。何かを犠牲にしたくないから、自分を犠牲にしてドラッグを体内に打ち込む。脳を溶かしてワンダーランドをその空白に生み出していく。ニーチェは戦争好きは戦争が無くなったら自分を破壊すると見事な予言をした。選択肢が与えられた自由な人間だって?まともな神経を持った人間には自殺かドラッグの二択しかないぜ。それをトレインスポッティングは明らかにする。CHOOSE LIFE
菜食メニューのガルバンゾスープ ★★★★★
まずドラッグのオン・オフの描写が心地いい。作者のセンスなのか、エディンバラ・ジャンキーたちのセンスなのか、一つ一つの行動が笑え、泣ける。ストーリーの展開が速く、短編で読みきりができ、かつ全てがつながっている。忙しくて長時間本を読めない生活環境でも、結構小刻みに消化できる。セックス・ドラッグ・暴力が表にキテいるが、裏のコンプレックスや自傷気味な繊細なキャラクターが手に取るように判る所もいい。
英語じゃない・・・ ★★★☆☆
日本語に翻訳された、 池田 真紀子さんがあとがきで
「苦労した・・・」と書かれていた通り、原作はすごい難解です。
スウェーデン訛りがそのまま文章になっているので、それに慣れる
までは苦労しました。
ただ、日本語訳小説を読んでいるし、物語の雰囲気、キーワード
を心得ていればリアルなトレインスポッティングを感じることが
できると思います。
実際、日本語訳にされた大好きな言葉が原書ではどう書かれている
のだろう?と思ったところから手に取った本ですが、
本物の言葉(訳された文章ではなく)を読むことに感激しました。
こんなにたくさん人がいたのか・・・ ★★★★★
映画を観ていると、主要人物はレントン、シックボーイ、
スパッド、ベグビー、ダイアンぐらいなのだけど原作は違います。
何十人と出てくる人物がそれぞれの観点で日常の出来事を
短い文章で綴っています。

みんなドラックでハイになっていたり、喧嘩好きだったり
AIDSで仲間が死んで悲しんだり、自分がそうではないかと怯えたり。
いろんな不安と不満が満ち溢れた暗い、楽しくない生活のようだけど
常に光り輝いているのが青春というわけじゃなく、
暗くて、夢がない日常をやり過ごしたり、無駄にエネルギーを消費
したりすることもその時期にしかできないことなんだと思います。

映画を観て、思い入れがある人物をもっと深く知りたくなったら
ぜひ原作を読むことをお勧めします。新しいエピソードや、
友達からみたレントン等、さらに映画を楽しくみることができる
ようになるでしょう。

主観が交代するツギハギでジャンクな青春群像 ★★★☆☆
主人公マーク・レントンは実は次男だった。原作では、あのべグビーでさえ一目置いた、
タフな兄貴ビリーが登場する。レントンのシニカルで自虐的な背景には、複雑な兄弟関係
があった。原作を読んで良かったなと思えたのは、そこくらい。■でもやはり登場人物が
多すぎる!読者は整理しないと筋を追うのに苦労する。本名の他に複数の呼び名が
飛び交うから。この物語では「俺」という一人称はレントンの他にも、暴力魔べグビー
(フランコ)であり、軟派シックボーイ(サイモン)や、内気スパッド(ダニーマーフィ)だった
りする。セカンド・プライズとは「二等賞」ではなく、ラブ・マクローリンというサッカー好き
の友人だった。初め気付かず意味不明だった。■構成は村上龍「ライン」みたいな感じ。
章別に次々と語り手が変わるし。めまぐるしく場面が切換わる。退廃的で懐疑病な
主人公たち。タランティーノ映画みたいに狂信的で混沌としてる。■映画はレントンのみ
に焦点をしぼり90分とタイトにまとまっていたが、原作はそうではない。彼のイカれた
取り巻き連中に興味が沸いた人に勧める。映画に比べるとテンポはやはり落ちる。
ある程度の読み難さは覚悟が必要。
PS●アンダーワールドが好きでサントラを借り、この原作の存在を知った。
赤ん坊が天井?と最終シーンの2曲はアンダW02年ベスト盤で聴ける。