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ワークシェアリング―『オランダ・ウェイ』に学ぶ日本型雇用革命

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: ビジネス社
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圧倒的に駄書。 ★☆☆☆☆
1)自慢話ばかりする。
(「宮沢りえ嬢と一緒に出演した」等々)。
2)オランダのことをちゃんと書いてない。
(導入過程がどうであったか、現在の問題はどうか、など語るべきことはたくさんあるのに、オランダは家も立派ないい国だという程度の無駄話が多い)。
3)日本の問題を正面から見据えていない。
(オランダと日本はどうちがうのか、したがって日本での導入にあたっては何に留意しなければならないのか、等々が考えられていない)。
4)本書は「オランダはいい国だ」という認識しかもたらさない。
「生き方変えよう」というメッセージ? ★★★★★
 新聞や雑誌に「ワークシェアリング」という言葉がひんぱんに出てくるようになったが、どうも後ろ向きの捉え方が主流で、安直な失業対策のようだ。政府・経済界が推進側、労働界は反対、そしてマスコミの論調もどちらかと言えば導入に懐疑的。

 しかし本書を読むと、オランダの場合は文字通り「雇用革命」であり、働き方、生き方を変える「構造改革」の一方策であることがよくわかる。

 オランダに学び、日本での導入策を考え、豊かな暮らしとは何かということをあらためて考える上で大いに参考になった。カタカナや数字が多くて、ちょっと読みにくかったけれど、それだけ実証的ということだろう。「総論ばかりで具体策がない」と批判される(笑い)小泉首相はじめ安直な賛成・反対両派にぜひ読んでも!!らい、論議が深まることを期待したい。

『痛みなき雇用改革』への道標となる本 ★★★★★
『アメリカ・モデル』一辺倒できた日本は、いま重大な岐路に立たされている。失われた10年と言われて久しく、これへの反省もないまま、ヒト・モノ・カネの関係もおおかた変わってはいない。経済の豊かさは生活の豊かさとはイコールではないことに、人々は既に気付いているのに。本書には、例えば「時間を賞味する」あるいは「秒針のない生活」という言葉に見られるように、働き方革命と生活革命をもたらした『オランダ・モデル』が紹介されている。現在、多くの企業等で導入され始めている緊急避難的な『ワークシェアリング』ではなく、本来の『ワークシェアリング』のあり方、『生活王国』への道が書かれている。