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シンク! (No.5(2003Spr.))

価格: ¥1,890
カテゴリ: 大型本
ブランド: 東洋経済新報社
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マーケティングを学ぶヒント ★★★★☆
『マーケティング・センスを磨く』と題し、「セグメンテーション」、「顧客」などのトピックに関するコンサルタントの論文が10本入っている。一応トピックがあるのだが、筆者がつれづれなるままに書いたような印象を受ける。これを読んだからといってセンスが身に付くわけではないが、センスを高めるヒント集として使えると思う。

個人的には、本誌のいくつかの論文を読んで、マーケティングのセンスとはアンメットニーズを見つけたり、新しい売り方を考えたりするといった、見えていないものを形にする能力であるように思った。言い換えれば、仮説を作る際に、そのタネを見つける能力である。その能力の1つはデータの見方のようだ。どんな調査を見ても、消費者の求めるものがあからさまに現れることはない。データは、そこに現れない情報を得るための資料にすぎない。つまりデータをどう解釈するか、またデータをどう組み合わせるかという視点が重要になってくる。本誌には、そういうセンスを磨くためのアドバイスが載っているので、興味ある方には参考になると思う。

蛇足だが、この雑誌をマーケティング的に見ると、時事情報系のビジネス誌<Think!<ハーバードビジネスレビューというポジショニングに気づく。近年、MBAやコンサルティングスキルが流行しており、普通のビジネス誌は時事的すぎるが、ハーバードビジネスレビューには手が届かないというニーズを埋めていこうという狙いが感じられる。そのため、特集テーマはいつも「経営×流行」を基調としていて、ツボを突いている。こらからもおもしろい企画に期待したい。

マーケティングを一通り学んだら ★★★★☆
実践で活躍中のコンサルタントやマーケターたちが、実例とデータをもとに語ってくれているので、この分野をとりあえず一通りかじった私にはとても興味深いものでした。
No1~4は読んでいないので毎号買うかどうかは判断できませんが、内容は濃いと思います。全部読むのにずいぶん時間がかかりました。コストパフォーマンスは高いと思います。