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津波!!命を救った稲むらの火

価格: ¥1,470
カテゴリ: 大型本
ブランド: 汐文社
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知っておきたい実話 ★★★★★
最近は世界各地で自然災害が多いです。
このおはなしは実話に基づき、わかりやすくそのエピソードを伝えてくれます。
浜口五兵衛は海の異変に気づき、すばやく避難を伝えるために、
大事な稲に火を放つのです。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が『生ける神』と紹介し、
後、ひとりの小学校教師を通じて昭和初期に教科書にも採用されたエピソード。
異変を察知する人々の言い伝えの確かさ、対応のすばやさ。
学ぶことはたくさんあります。
身近なニュースで地震や津波を感じていた息子達の心にも
響いたようでした。
モデルは実在の浜口梧陵。
小学生以上ならこの絵本を手がかりに、
エピソードの詳細や浜口梧陵の功績、
津波について、その原因の安政の南海地震について、など
詳しく調べるのもおすすめです。
乱読屋・白藤 ★★★★☆
小泉首相が、インドネシア・スマトラ島沖地震の被災国支援緊急首脳会議に出席した際、シンガポールの首相から「『稲むらの火』という話は本当ですか」と問いかけられた、ということで再び注目を集めた話を絵本にしたものです。幕末にあった実話を元にした物語で、初めはラフカディオ・ハーンが、“A Living God”という短編で紹介、のちに、小学校教員の中井常蔵が『稲むらの火』と題して書き直したものが1937年から10年間、国語の教科書に掲載されていたそうです。残念ながら最近の教科書には掲載されておらず、私は知りませんでした。モデルとなった浜口梧陵の偉大さは、この絵本の解説の短い文章からも感じられます。