政治家の品格、有権者の品格
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混迷を極めるニッポンの政治に喝!
一票の重みを知る、著者が日本の政治を斬る。
今の日本を立て直すには、日本の国益を第一に、ぶれない信念を国政で実践できる品格ある政治家が求められている。
しかし、そのためには我々有権者にも品格が求められる。コモンセンスを持たない、私利私欲やブームで一票を投じる品格なき有権者が、政治家の品格を貶めてきたからだ。
マスを相手に情報を売る新聞、テレビといったメディアには伝えられない真実に踏み込んだ一冊。
政治評論家・三宅久之氏との特別対談も収録!
目次
はじめに ~コモンセンスとは~
第一章 政治家の品格
選挙と政治家
国政を担う政治家に必要な条件
小粒で「公」より「私」を優先する
ポピュリズム時代の政治家
票になりにくいテーマを避ける
落選が怖くてものが言えない
権力を目の前自説を曲げる
永遠になんでも反対
権力を握ってもクリーンでいられるか
「姫の虎退治」で当選する選挙戦の情けなさ
メディアに迎合する
内向きのパフォーマンスが国益を損なう
タブーに挑戦する気概があるか
ポピュリズムの時代に信念を貴くには
将来の国益を見通す洞察力
国益を考えた決断・行動
スキャンダルを乗り越える
国民を説得する力
信念に満ちた行動が人の心を打つ
敵も半分、味方も半分
第二章 これから求められる政治家像
政治家の真価を問われるもの
安全保障・外交に正面から向かい合う
能力があってなおかつセクシー
窮地の友人に救いの手を差し伸べる
柔軟性のある原理主義者
プラスに働く政治家のDNA
二世、三世議員のマイナス面
世界のリーダーと渡り合える体力、気品と教養
李登輝のリーダーシップ
初の台湾人総統の誕生
国民党に入党して出世を重ねる
無私の心で常に成長していく
権力を手にして大化けするだけの準備はできていた
第三章 有権者の品格
民主主義は必ず堕落する
政治の腐敗は有権者の問題
一人に対して一年で一億、計六億円の選択
有権者とメディアの軽侠浮薄
本当に「姥捨て山」か!? ~後期高齢者医療制度~
真面目に働く人にエールを送る政治
弱者が結局は強者になる
偏向報道によって世論は形成される
同じ新聞を読み続けていると無意識に刷り込まれる
新聞・テレビ以外の本、雑誌、言論誌を読む
棄権とは自らを貶める行為である
政治とは生活そのもの
第四章 特別対談 良い政治家と悪い政治家
三宅久之氏(政治評論家)×金美齢
良い政治家と悪い政治家
媚びない時代の政治家・吉由茂
ワイドショーが政治家のポピュリズムを助長する
失言探しの歪んだ報道に漬された森政権
パフォーマンスが要求される今の政治
細川連立政権がワイドショー政治の走り
ディレッタント・細川護配
日本新党の功績
情に流される有権者の選択の軽さ
政治家に欠かせないのは、先見性、ポリシー、決断力
議員宿舎批判の愚劣さ
有権者がポピュリズムを加速させる
メディアに政治生命を絶たれた藤波孝生
ひたすら総理の座を目指した中曾根康弘
好き嫌いだけで判断してはいけない
今の日本に瀬島龍三のような人材はいない
イデオロギーの対立に終止符を打った池田勇人
努力と勉強で総理になった小渕恵三
政治家としての志
常に受け身の福田康夫
三賢人に対する評価の違い
勝算がなくてもチャレンジし続けた小泉純一郎
依然として高い田中角栄人気
仕事ができる田中角栄かクリーンな三木武夫か
掌返しはメディアの常套手段
岸信介が感じた国家を背負う重み
翼賛選挙に非推薦で当選した安倍寛
安倍内閣はメディアに引き摺り下ろされた
第五章 あなたの一票が日本を救う
一票の重み
日本の政治との最初のかかわり
政治への目覚め
「安保」という政治ショー
マスコミを疑う
タブーを破った雑誌『台湾青年』の衝撃
「無告の民」
六二歳で人生初の投票
司馬遼太郎と李登輝
何段階にも分けて自分の判断を確認する
投票の選択の軽さ
投票した一人として言うべきことは言う
支援してもすり寄らない
自分の一票で人生は変わる
おわりに ~〝国〟を持たざるものが国を思う~