経営者マインドが大いに勇気づけられる著書
★★★★★
会社の財務状況が悪化してきた場合、どの様に対処すべきか、具体的にに自助努力のポイントから外部資金調達まで解説され、かつ現実的に最悪のシナリオまで説明されており、経営者マインドが大いに勇気付けられた著書である。
暗いトンネルへ出口の光を導いてくれます
★★★★★
昨今の不況の影響で売上が落ち込み、資金繰りに窮している社長は多いと思います。
最後に残された手段は生命保険ではありません。
いくらでも再生するための方法はあるのです。
本書に書かれている方法は、窮地に陥った社長に希望の光を見せてくれるきっかけが詰まっています。
崖っぷちだからこそ周りが見えない。
平常は判断できたことが、間違った判断をしてしまう。
以下本書の言葉ですが、とても重みがあります。
-------------------------------------------------------
返せないなら返せる範囲で、返せる方法を考える。
そのなかから、明るい未来が見えてくるのです。
死んで花実は咲きません
生きているからこそ、先もまた生まれるのですから。
会社は社長の心がこの世に形をなしたものです。
社長の心が死んだとき、会社も死ぬのです。
だから、社長の心が生きている限り会社は無限に再生します。
-------------------------------------------------------
ピンチの社長が本書を読んで、生命保険に頼らずに道を開けることを望みます。
リアルな経営指南書
★★★★★
中小企業経営者向けのコンサル系出版物は数多くあれど、ここまでリアルに「カネ」まわりについて書いた本は少ない。
資産売却、銀行との付き合い方、コスト削減方法等、どれも実践できそうなものばかり。単なるノウハウ本ではなく、経営の考え方を見つめなおす本としても面白い。
筆者は税理士という立場を超え、多くの生々しい現場に接している印象を受ける。
続編を期待したい。
「崖っぷち」でなくても、一度は読んで置くべき本
★★★★★
この本の読者は、中小企業の経営者、あるいは経理担当ということになると思う。
私も中小企業の経営者。今のところ資金繰りに窮しているわけではない。
しかし、企業経営を10年もやれば、必ず危機の2度や3度に出会うのだから、崖っぷちでなくても、やはり経営者や経理担当者は、この本に書かれた様々な「裏技」を頭の片隅に入れておくべきだと思う。
この本が広まることで、半年資金繰りが長引く企業や、自己破産・自殺に追い込まれずに生き残る経営者がでてくることを祈る。