本物志向のトレーナーの方にお勧めの1冊
★★★★★
久し振りに待望の書が出版された感じです。臨床の現場で培われた触診術のノウハウが、体幹・上肢(56箇所)下肢(40箇所)の計96箇所の筋部位に分けてオールカラーの見開きで非常にわかりやすく掲載されています。各部位毎に解剖図とともに、実際の触診方法が複数のカラー写真で紹介され、詳細なポイントまで説明されています。まさに、徒手療法や運動指導に携る者にとっては必携の書と言えるのではないでしょうか。平面的な2次元の解剖図の理解でとどまることなく、3次元的理解まで深める一助となるはずです。「IDストレッチング」「骨格筋の形と蝕察法」と合わせて読むとより理解が深まると思います。指導者の一人として、各界の教育現場でのテキストとしても是非広く愛用され後進のレベルアップを図られることを期待します。