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諭吉の流儀『福翁自伝』を読む

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 平山 洋
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内容紹介

諭吉の流儀――本書の題名は、自伝中の一節、
「私は私の流儀を守って生涯このまま変えずに終わることであろう」によっています。
福沢諭吉が生涯変えずにいた流儀とはいったい何なのか、
それはこの本の中で明かされることになります。(まえがきより)
日本一顔と名前を知られた男、福沢諭吉。その爽快で力強い生涯をご存知だろうか?
悪さありいたずらありの幼少期から、笑いと学びに満ちた青年期、
日本のキーパーソンとなった壮年期、そして、かけ抜けた人生をふり返り
「愉快なことばかりであるが、人間の欲には際限のないもので、
不平をいえばまだまだいくらもある」と話した老年期まで、
人を惹きつけるエピソードがつまっている。
そんな福沢諭吉が自らの人生を語り本になったのが、『福翁自伝』である。
これまでは新訳を読むことでしか触れられなかったこの名著の、
初めての解説本が『諭吉の流儀』である。福沢諭吉の人となり、そして魅力がつまった一冊。

紙版 PHP研究所 2009年5月刊


目次

諭吉の流儀
例言
まえがき ― この本の使い方 ―
Ⅰ 頼むべきはただ自家の才力あるのみ
一 福沢諭吉の故郷と父母
二 門閥制度は親の敵
三 年十四五歳にして初めて読書に志す
四 晴天白日に徳利
五 江川太郎左衛門に負けぬ気
六 稲荷様の神体を見る
七 二十一歳で長崎に出る
八 活動の始まり
九 長崎に居ること難し
一〇 馬関より乗船
一一 明石より上陸
一二 師弟アベコベ
一三 緒方先生の親切
一四 家兄の不幸・再遊困難
一五 母と直談
一六 築城書を盗み写す
一七 医家に砲術修業の願書
一八 先生の大恩、緒方の食客となる
一九 書生の生活・酒の悪癖
二〇 塾長になる
Ⅱ 高尚の理は卑近のところにあり
二一 塾生裸体 
二二 喧嘩の真似
二三 禁酒からたばこ
二四 アンモニア製造の騒動
二五 硫酸を浴びる
二六 大阪書生の特色
二七 漢家を敵視す
二八 江戸出府の藩命
二九 三人同行
三〇 英語発心
三一 小石川に通う
三二 英学の友を求む
三三 咸臨丸
三四 銀貨狼藉
三五 至れり尽くせりの歓迎
三六 磊落書生も花嫁の如し
三七 女尊男卑の風俗に驚く
三八 ワシントンの子孫如何と問う
三九 少女の写真
四〇 幕府に雇わる
Ⅲ 文明の政治には六つの要訣あり
四一 支度金の中から母に百両(その一)
四二 支度金の中から母に百両(その二) 
四三 欧洲の政風人情
四四 土地の売買勝手次第
四五 事情探索の胸算
四六 露国に止まることを勧む
四七 生麦の報道到来して使節苦しむ
四八 攘夷論の鉾先洋学者に向かう
四九 手塚東条の遭難
五〇 原田水山の訪問に驚く
五一 小笠原壱岐守 
五二 緒方先生の急病・村田蔵六の変態 
五三 政府に対して首の負債
五四 剣術の全盛
五五 刀剣を売り払う
五六 軍艦受取の委員を派遣
五七 太平海の郵便汽船初めて通ず
五八 幕府人の無法を嫌う、安いドルラル
五九 御国益論に抵抗す
六〇 謹慎を命ぜらる
Ⅳ 政府は国民の公心を代表するものなり
六一 鉄砲洲から新銭座へ移転す 
六二 勤王佐幕に対する態度
六三 幕府の攘夷主義
六四 競争の二字を消す 
六五 籠城の賄いなど御免
六六 義塾次第に繁昌
六七 学者を誉めるなら豆腐屋も誉めろ
六八 英国王子にみそぎの祓い
六九 敬礼を止める
七〇 暗殺の恐ろしさ
七一 長州室津の心配
七二 中村栗園先生の門を素通り
七三 増田宋太郎にうかがわる
七四 疑心暗鬼互いに走る
七五 暗殺の患は政治家の方に回る
七六 刀は馬鹿メートル
七七 百姓に乗馬を強ゆ
七八 独立敢えて新事例を開く
七九 大童信太夫助命の運動
八〇 榎本助命の伏線の計略
第Ⅴ部 須く他人を助けて独立せしむべし
八一 頼母子講の金二朱を返す
八二 子供の学資を謝絶す
八三 本藩に対してはその卑劣、朝鮮人の如し
八四 シナの文明望むべからず
八五 火斗を買って貨幣法の間違いを知る
八六 醜声外聞の評判却って名誉
八七 初めて東京の芝居を見る
八八 妻を娶って九子を生む
八九 子供の活動を妨げず
九〇 体育を先にす
九一 少年の健康屠殺場
九二 三百何十通の手紙
九三 仕官を嫌う由縁
九四 独立の手本を示さんとす
九五 明治十四の政変
九六 一片の論説よく天下の人心を動かす
九七 時事新報
九八 人に交わるの法
九九 身体の養生
一〇〇 人間の欲に際限なし
あとがき ― 福沢諭吉の学び方 ―
参考文献(原本刊行順)
福沢諭吉略年譜