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白蓮れんれん (集英社文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:林真理子/著 出版社名:集英社 シリーズ名:集英社文庫 発行年月:2005年09月 関連キーワード:ビヤクレン レンレン シユウエイシヤ ブンコ びやくれん れんれん しゆうえいしや ぶんこ、 シユウエイシヤ シユウエイシヤ 3041 しゆうえいしや しゆうえいしや 3041、 シユウエイシヤ シユウエイシヤ 3041 しゆうえいしや しゆうえいしや 3041 命を賭けた恋…大正時代、筑紫の炭坑王の妻で美貌の歌人・柳原白蓮は7歳下のジャーナリスト宮崎龍介と恋に落ちた。名高い恋の逃避行「白蓮事件」を、門外不出の資料を元に描ききる渾身作。第8回柴田錬三郎賞受賞作。(解説・菅 聡子)
皇族も恋は別物 ★★★★★
京都高島屋で白蓮展を見た、強烈な恋をあの時代に成し遂げたとあって興味が湧いた。
林真理子さんが解説している本だと思って買ったら小説だった。しかし読み始めると
止まらなかった。 堅苦しさは変わらないだろうが時代的に今日とは比べ物にならない
仕来たりの中、恋を成就させる根性には恐れ入りました。
 個人的には皇室不要論者だが今日余りにも色々な事が無軌道に行われるのを見ると
どこかに明治的思考が必要なのかもしれないと思ったりする。一読を勧める。
大半を立ち読み、そして買った ★★★★☆


この本はすごい。現代でこそ知る世代が減ったけど、大正時代最大級の恋愛事件「白蓮事件」を扱った小説と読み物、研究文献は、あれこれたくさん出ている。いわば、手垢がつきまくったネタなのだ。

 事件に好奇心を抱いた一部の人は、今も事件の細部まで知っている。

 この耕し尽くされたネタを、関係者への聞き取りや取材を通じて、事実を拾い集めただけでは、小説にならない。

 小説は、恋が成就したあとの過酷な現実も描いていた。駆け落ちしてすんなりと新しい生活を始めたのではなく、会えない状態がかなり長かったこと。使用人に囲まれていた生活は一変し、自分で炊事洗濯をする白蓮。そして、宮崎龍介との愛の結晶だった、その子どもが、特攻隊員として配属された鹿屋で戦死していたこと。

 多くの人の記憶は、「愛人と駆け落ちして恋を貫いた」ところで止まっていた。 小説はその先を描き、しかも、資料や聞き取り調査による事実に押しながされることなく、小説としての面白さを備えていて最後まで緊張をゆるめない。

 知っている人が熟知するネタに挑み、小説として読ませる!林真理子さんの創作力の大きさに感動する作品です。
最近のものより ★★★★☆
林さんの作品では、こういった歴史小説のほうが好きです。最近の小説はお手軽に読めるけど、結局後味は同じ。「ミカドの淑女」や「女文士」みたいな作品をまた読みたい。
大迫力の恋愛物語 ★★★★★
林真理子さんのエッセイが好きで、愛読していました。
只、小説となるといまいち入り込めず、
ちょっと敬遠していましたが、
ある時、人から借りて読んでみたところ。。。

その文才にビックリ!
あっという間にその時代に入り込んでしまいました。

膨大な資料、実在した人物の手紙を参考に
時間をかけじっくり練りこまれた素晴らしい歴史作品です。
この本で、林真理子さんに対する見方ががらっと変わりました。

柴田賞受賞も納得です。
題材はいいのだが、小説として美しくない ★★★☆☆
時は大正。華族として生まれ、2度の愛のない結婚の末、7歳年下の宮崎青年と恋に落ち、命がけでその恋を成就させた白蓮の生き方にはひたすら感動させられる。未公開の書簡を元に新事実が明らかにされているところなどは興味深い。ただ、白蓮が出奔を決意した際に「本当にこの人を信じていいのだろうか」などと宮崎青年に疑いを抱く記載があり、それは違うのでは、と思った。白蓮は宮崎青年のことを100%信じ切っていたはず。そうでなければ、貫通罪の存在する時代、華族という立場も捨て、命にもかかわるような危険に身を投じられるわけがない。この箇所が、この小説を台無しにしていると思った。全体的にも、純愛小説として美しさに欠けている。林真理子には失礼だが、違う作家にこの題材でもっと美しい小説を書いて欲しいものだ。