以前イギリスで買って、重たい思いをして持ち帰った一冊です。美術解剖図書としては大変良いです。
人体を部位ごとに分けた解説、写真も美しいですし主な名作で描かれている人体についての解説も付いています。筋肉や骨格の構造を勉強したい、と思われる方にはお奨めな一冊です。
ただしポーズ集としては微妙です。ポーズ集として出されているものではありませんが、写真や絵の量が多い割りに、ほとんどがデッサンによく使われるタイプのもので日常の動作としては不自然です。
あくまでも美術指南書として参考にされるといいかと思います。

これから絵を始める方や一からデッサンを勉強し直したい人などには
かなり参考になる良い本だと思います。
値段は高いかもしれませんが、それ以上の価値はあると思います。

まず表紙が非常に地味です。購買意欲を無くすくらい地味です。
ですが中身はちゃんとカラーで、金髪のお姉さんとかが載っているのでご安心下さい。モデルはいろんな人種がいて、結構美形でスタイルもいいです。個人的には好みで嬉しかったです。
内容は解剖学とポーズ集の中間みたいな内容です。例えば、腕のアップの写真のページがあると、その隣のページに骨や筋肉のイラストが載っている感じです。一部ですが透かしになっているページもあり、写真の上に骨のイラストを重ねて見れるようになっています。
他にも様々なポーズの写真が連続で掲載されているページもあり、絵などの資料として参考になるだけでなく、非常に美しくて感動的です。しかしそのへんのページには解剖図は掲載されていないので、解剖学の資料としてはイマイチです。また、ポーズ集といえる程写真の数が多い訳でもないので、結構半端な印象を受けます。予算に余裕がある方にはオススメですが、そうでない方は無理して買う必要は無いと思います。
書き忘れるところでしたがこの本、ペニスがアップで堂々と掲載されています。アップの写真が掲載されている本は結構レアだと思うので、見たい方にはオススメです。女性の性器は期待しないで下さい。

身体各部位の大別毎に写真と図盤で解説。
写真は、カラー・白黒両方。大きめの本で、細かいところもちゃんと見られます。
一部は写真と骨格図が対応しており、後者の頁が透けているので、そのまま対応させて見ることができます。

骨格から勉強するというよりも、表面に現れる筋肉を詳細に描く、という方向けだと思います。
一つの部位を多角度から撮っているのがもう少し欲しいところですが、不満は無いです。