映画の冒頭、前作のパロディーで笑わされた。続編は、スケールがアップして、イタリア政府とＦＢＩからの特命を受けて、共産主義の中南米の将軍を誘拐するというお話。キューバのカストロをモデルにした将軍を、Ｒ・ポデスタ演じるジョルジアが、お色気作戦でメロメロにしてしまう。将軍誘拐と共に、教授をはじめとする男達は、ソ連軍艦から搬送中の軍事資金援助の金塊を強奪しようとする。
前作の大ヒットにより、予算が多くなったのか、潜水艦や軍艦も出てきて、水中撮影も多用、エキストラも多い。ヒロインのジョルジアが、まるで着せ替え人形のように、ドレスを次々と替えていく。ジョルジアの「じらし」の作戦に、我を忘れる将軍が面白かった。ジョルジアはカラーコンタクトを多く使用し、ヘアウィッグも次から次へと披露。まるで、コミックのノリ。「男の人に、恋をすると目の色が変わるの」は、ハチャメチャすぎて、文句も言えない。
ジョルジアの黒のレザースーツ姿は必見。見事なボディーラインを披露している。
絶対にありえないような荒唐無稽なクライム・コメディー。
あまり難しいことなど考えずに楽しめる映画。
誰も死んだりしない銃撃戦も健康的？で、後味が悪くない。
ラストも前作のパロディーがあるので、必見。
画質は、前のＤＶＤは持っていないので比較はできないが、途中の特命任務の会議のときは、画面が少しぼやけるというか揺れていた。「黄金の七人」の方が、画質が全般的にはっきりとしていたような気がしたが、気のせいかな？
日本語吹き替えは教授が広川太一郎、ジョルジアが平井道子。