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どうしても「許せない」人 (ベスト新書)

価格: ¥730
カテゴリ: 新書
ブランド: ベストセラーズ
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憎悪と真剣に向き合う助けに ★★★★★
本書と同時に、同じ著者の「心の休ませ方 40のヒント」も読みました。
2冊とも読みやすい文章で、当事者にとっては受け入れやすい内容なのではないかと思います。

「憎しみを抑圧するというのではなく、自分の感情ときちんと向き合った上で前に進む。
それは『許せない人』や他の誰でもなく、自分自身のため」

長年忘れられない憎悪に苦しんでいます。
時間が経っても薄れる事はなく、ふとした折に思い出しては嫌な思いをしてきたし、
強烈な対人トラブルをいくつか経験して最終的に人間不信に陥りました。
あの時彼らと出会わなければ、もしくはトラブルをうまく回避できていたらと思うと悔やみきれず、
繰り返すマイナス感情に神経を削られ、忘れたくても忘れられない。

内心堪え切れないと思いながら平然を装うのは、一時しのぎにしかならないので
原因が過去の事であれ現在であれ、それをうまく処理できるようになる事が目標。
この本を読みながら、より冷静に考えを整理できた気がするし、自分に必要な事も明確になってきたと思う。

こういう本を読んだからと言ってすぐに変われる訳ではないけれど、きっかけ作りにはなるかもしれない。
似たような経験を持つ方におすすめしたいです。
最高級のアドバイス ★★★★★
学校でも、職場でも、嫌なヤツ、それに単に「嫌なヤツ」って一言で終われない「許せない人」というのが実際にいるのです。
当人は、自分は正しいと思っているのでしょうね。
こんな人は、へたなドラマにしか登場してこないと思っていたような人が、本当にいるんですから、驚きます。
そういう人は、他人を傷つけても、自分が正しいと信じて疑わないのです。傷つけられた方が悪いのだと。
他の本などでは、「許す」ことが大事、などと書かれてあることが多いのですが、どうしてもそれでは納得できなかったのです。
許せない人を許すなんて不可能ではないでしょうか。私はむしろ、無理矢理許すなんて不健康とも思えていたのです。
逆に、許さないと思うことでバランスをとるしかないだろうと、そう思っていたのです。

この本では、そう思っていた気持ちを肯定してくれているようでした。
ただ、当然それだけでは解決しないことも、誰だって承知しているわけです。
そして、「許せない気持ち」を乗り越えること。そのための努力をすること。これが大切だということ。
「断ち切る」。そうですね。自分の目的に向かう気持ちを強くしていくことの方がずっと有意義なのです。
「そいつ」と接することは避けられないことも事実ですが、そう思うことで少しでも変わるかもしれません。
そう思うことが、必要な努力と認識することなのだと思います。



“許せない自分”が理解できた ★★★★★
何かにつけて他人の行動が気になり、不満で一杯になるところが自分にはあるので
解決の糸口に、と読んでみました。


自分以外の人や環境にケチをつけるのは
自分の夢想する望み通りの人物像・環境像を求めすぎる
“甘え”や“依存心”の現れであること。

自分自身が変わらなければ世界は変わらない(見方が変わるということ)
ということを示唆され、
“許せない”ことの正体・原因を知ることが出来、非常に有意義な内容でした。
自滅からの脱却 ★★★★★
タイトルの通り、どうしても許せないと
怒りと憎しみが続き、自分でも疲れて
楽になりたい、自由になりたいと思い、
感情の波が少し落ち着いている時に読みました。
まっすぐに入ってきて納得できました。

自分自身と向き合い、事実を認め、
頭と心で理解し、必要なことを学び、行動し、
失敗と修正を繰り返していく道のりは、
先が見えず、想像できないほど長く苦しいことだと思います。

もうこれ以上苦しみたくないと思います。
しかし、人生を棒にふる前に、まだ希望がある。
少しずつでも変わってゆける。

この本は、自滅から抜け出す方法を的確に記し、
それに努力する者を親身に励ます、素晴らしい本です。
だんだん腹が立ってきてもいい、とにかく読破してみよう。 ★★★★★
1度読んで書かれていることに納得して付箋だらけになった。
それを実行できるか…といえば全然自信はなかったし、
機会あるごとに「許せない」相手にムカつき、
そして、こんな境地になるなんてとうてい無理だとも思った。
1年半ほど経って、どうにもこうにもやっぱりアイツは許せん!と感じて
無性に泣けてしまった時、もう一度すがるように読んでみた。
すると、時を経て少しは冷静になっていたのか今度は著者の思いが
じんわりと沁み込んできた。

冤罪に遭った方々、大切な人の命を奪われた方々など
私の「許せない」気持ちなど取るに足らないことに思える…
そんな被害者の姿を見るたび、
彼らの気持ちが痛いほど理解できるとともに
「なんらかの区切りがついたら一日も早く
 心穏やかな人生を歩まれんことを…!」と心から願ってしまう。
結局それは、
“最低の人間(加害者)ごときの為にあなた(被害者)は不幸になってはいけない”
という、著者の心からのエールに通ずるものだと思う。

私自身、まだまだ振っ切れたわけではない。
でも、甘っちょろいことを言うようだけれど、
一人でもあなたの悔しい気持ちをわかってくれる人がいれば
きっと「下劣なヤツを頭の中から追い出す」手助けになる。
「許せない」という気持ちには(著者が指摘するように)確かに波があるのだ。
少しずつでもいいから心からの笑顔を取り戻そう。
汚い人間のために、尊いあなたの魂を曇らせることはない。
辛いかもしれないが、2度は読み返すことをお薦めする。