宇治見陽介の眼
価格: ¥0
2020年代のそう遠くない未来。コンピュータが発達し、ナノテクノロジーを一般的に使うようになった世界。ナノテクノロジー技術を扱う工場に勤めながら、「公安の狗」としての仕事も引き受けて生きなければならない宇治見陽介。上海で起きたテロリストが日本に侵入し、それに関連する女の監視役の仕事を受けることになる。その薄幸の女に監視役の宇治見自身が、惹かれるようになっていく。しかし、そこには深い壁があった……。
コンピュータが発達した世界で、人はどういう気持ちで生きることになるのか、世界が変わりつつある中での孤独や愛情の姿を描く。
「日本経済新聞電子版ゲーム読解」や「ビジネスファミ通」などの連載を持つ筆者が、コミティアで少部数発売され、ゲーム開発者から高い評判を得ていた作品の大幅改訂版。