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誰か Somebody (カッパノベルス)

価格: ¥900
カテゴリ: 新書
ブランド: 光文社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:宮部みゆき/著 出版社名:光文社 シリーズ名:Kappa novels 発行年月:2005年08月 関連キーワード:ダレカ カツパ ノベルス KAPPA NOVELS だれか かつぱ のべるす KAPPA NOVELS、 コウブンシヤ コウブンシヤ 2271 こうぶんしや こうぶんしや 2271、 コウブンシヤ コウブンシヤ 2271 こうぶんしや こうぶんしや 2271 今多コンツェルンの広報室に勤める杉村三郎は、義父でありコンツェルンの会長でもある今多義親からある依頼を受けた。それは、会長の専属運転手だった梶田信夫の娘たちが、父についての本を書きたいらしいから、相談にのってほしいというものだった。梶田は、石川町のマンション前で自転車に撥ねられ、頭を強く打って亡くなった。犯人はまだ捕まっていない。依頼を受けて、梶田の過去を辿りはじめた杉村が知った事実とは…。
初めての宮部作品を堪能 ★★★★☆
著名な作家の代表作を読もうと思い、友人に勧められて読んだのがきっかけ。
飛ばし飛ばしで読んで1ヶ月くらいかかってしまった。
165ページくらいまで、泣かず飛ばずといった感じで、正直引き込まれなかったが
徐々に引き込まれていった。最後の100ページくらいになると、本音を言うと、「面白い」と感じた。
人間描写がうまいし、情景描写も比喩を使い巧みだ。
何より、しっかり構成して作り出した作品という感じがして、読み応えがある。
最後の寄せ書きにも書かれていたが、ミステリーが読み進めるうちに、深まっていくところにこの作品の魅力があるように
感じた。また、秘密をもちながら生きるという人間のある種の暗い側面を題材にしていたり、杉村夫妻と桃子ちゃんを引き合いに出し合いながら
暗い側面ではなく、明るい側面も人間は持ち合わせていて、つまるところ、やはり「前を向いて生きていこう」という元気の出るメッセージも
こめられているのだから、やはり見事な手法といえると思う。
正直、宮部作品はこれで終わりにしようかと思ったが、まだまだやめられない。火車と模倣犯と楽園くらいは読んでいこうと思う。
心に残った一節は以下のところ。
●402
わたしたちはみんなそうじゃないか? 自分で知っているだけでは足りない。だから、人は一人では生きていけない。
どうしようもないほどに、自分以外の誰かが必要なのだ。

●440
 法に触れこそしないものの、私はもっともっと凄いことを何度もやってきたよ。裏切りも企みも、駆け引きも暗闘も、収奪も秘匿も。
 人間はそういうものだ。必要に迫られれば何でもやるんんだ。義父はひとかけらの粉飾もなく、私にそう言っているのだ。問題は、
 それを背負っていかれるかどうかだけだ、と。
とっても退屈 ★☆☆☆☆
文庫本裏の概要を見て古本で買いましたが、読んでいくとまずテーマが弱いことに気づく、事の進行も弱い上に事件にゃ関係ない余分な夫婦の会話がしょっちゅうあったりして。それによって登場人物に存在感を持たせたかったのか、この小説の予定ページ枚数が決まっていてそれを埋めたかったのかわからないが、こんなに厚くしたのは逆効果。読み切るのが苦痛でしたが、以来、途中で合わないと思った本はその時点で読了しています。
評価が割れそう ★★★☆☆
他の方のレビューにもあるように、
軽快な展開に引き込まれる一方、
エンディングに違和感を感じてしまう方は多いかもしれない。
世の中そんなこともザラにあるかもしれないが、
個人的にはもう少し明るい光を感じて読み終えたかった。
後味が悪すぎて、そこが残念 ★★★☆☆
大好きな宮部みゆきの新作…ということで楽しみにしていた作品です。

冒頭から繰り広げられる、宮部みゆきらしい丁寧な風景描写&人物描写。「さすがだな〜」と感心しつつ読んでいたのですが、“あれ?なかなか物語が進まない…”と途中から気付きました。本の5分の3くらいまで来てから、ようやくいろんな事がどっと進んでいく感じですかね。ただそこに至るまでの過程も決してつまらないわけではなく、通勤途中など片時も話さず読みふけってしまうくらい引きこまれました。

「龍は眠る」や「模倣犯」などのイメージを持っておられるとちょっと拍子抜けしてしまうかもしれませんが、それこそが今回の物語の「ツボ」なのかもしれません。私達の隣にもいそうなごく平凡な人物を描いた作品なのですが、その“平凡”さがある日を境に暗闇へ―というテイストはありそうで今までなかったような気がします。
ただ…個人的にはラストが後味が悪すぎて苦手かな。決してハッピーエンドだけが好きなわけではないのですが、自分が苦手な分野(ドロドロ系、罵り合い系)が出てきたので、読み終わった後は爽快感がなくちょっと残念でした。
他の作品と比べるとオチが脆弱かな ★★★☆☆
一言で集約できてしまう。

宮部みゆきさんの割にはオチが弱い。