確かにCleanJokesではありますが、
★★★★★
洋書です。米国のサイトでは、教会にも置いてあったというレビューも載っていたので、買ってみました。まあ、確かに面白いものもあるけれど、
The atheist cannot find God for the same reason that a thief cannon find a policeman.
のように、これがjokeねえ、と思うものも多くて、全体的にはまあまあの内容です。こういう宗教関係のネタは最後の方までよく出てきます。
確かに、blond joke, Polish joke、下ネタ、性的なものが無いという意味ではCleanです。ただし、その分、
The principal export of the United States is money.
とか、
The extreme penalty for bigmay is two mothers-in-law.
という、ある意味で皮肉っぽいものや視点を変えた語り口のものがたくさんあります。また、いわゆる Black humorとかは含まれています。
また、たとえば以下のような、古典的なものもたくさん入ってます。
Girl:Do you love me?
Boy:Yes, Dear.
Girl:Would you die for me?
Boy:No-mine is an undying love.
挿絵もなく、278ページまでぎっしり載っていて、量に関してはかなり満足です。なのに値段も安い。この点でお勧めです。紙質は良くはないですが、それで困ることはありません。英語のレベル自体はそれほど高くないものが大半なので、さっさと読めます。ただ、皮肉が利いたものが多い分、正確な文法力と語彙力がないと理解できない話が多いので、楽しんで読むためには一定の英語力が必要だと思います。
どうしておもしろいのかよくわからなかった話をいくつか、知り合いの外人に聞いて確認しましたが、同時に、「Joke集を読むんだったらDirty Joke集の方が絶対に面白いよ!」と英語でアドバイスしてもらいました。同感です。Dirtyなネタを封印していることを考えると、これはこれで良い出来だと思いましたが、面白さだけなら Dirtyなネタが満載の The New York City Cab Driver's Joke Book などには及びません。