編集主幹はプリンストン大学哲学科教授のJohn M. Cooper教授。その他３０名の教授の翻訳で読みやすさ満点です。プラトンやその著作についての解説、また全著作をカバーしたindexもついていて本当に贅沢な造りです。プラトンを読む事の意味や、読む時に注意する事など価値ある解説が特に助かりました。

装丁、紙質ともにCODと同様です。結構気にする人もいると思うので。

小林秀雄も言うように、プラトンには哲学の専門用語は無く、文脈にしっかりついて行く姿勢さえ持っていれば読む事ができ、深い所まで考えさせてくれます。

大学受験の英文法書一冊とターゲット１９００レベルの単語帳をマスターしていれば、単語と文法においては十分読めるでしょう。多読にも使えるし精読にも使える、最高の英文素材です。