まず題名に引かれて読んだけど、読み物としてはイマイチだった。ほんと、プロジェクトって感じ。
『姉さん事件です』⇒ドラマ(ホテル)を思い出した。

この本が書かれた当時は、古民家再生とかのブームの前なんでしょうね。手探り状態で移築・再生していったサマが眼に浮かびました。大変だったんでしょうね。
文庫本なんですが、挿入されている写真のところどころがカラーですごく雰囲気がいいんです！思わず惹き込まれますね。それと、作品中に出てくる、鍛鉄作家さんに特注して作ってもらった、ブラケットライトがとってもいいです！
もちろん、文章も面白く一気に読み終えてしまいました。面白いです。

本署は、著者自らの実体験の古民家新築のプロセスを小説化した。建築物、特に、
古民家好きにとってはたまらない作品である。本署は、「龍の契り」「鷲の驕り」、
最近では「ＧＭＯ」と、手に汗握る国際サスペンスを中心に執筆してきた服部氏の
作品にあっては異質の作品といえる。しかしながら、本署を通して、著者の大胆にし
て繊細、拘る事にはトコトン拘り妥協しない著者の性格が浮き彫りになっている点で
服部ファンにとっても一読に値する。

東京の骨è'£å¸‚で、åŒ-陸の古いæ°'家ã‚'買い、その家ã‚'東京に移築するという自身のä½"é¨"談。
初めに書かれている、骨è'£å¸‚で売られている家ã‚'どのようにã-て選ぶか、および、最後に書かれている、かってのæ-¥æœ¬ã®å®¶ã®è‰¯ã•ã«ã¤ã„ては、よく理解でき、また、興å'³æ·±ã„ものであった。

ã-かã-、私同様　実際にどのように移築が行なわれるかに興å'³ã‚'持っている人には、ちょっと期å¾...はずれとなるのでは。
ã"れは、作è€...の職業が非常に有能な小説家であるものの、最初からã"の移築についての作å"ã‚'書くべくå-材がなされていなかったため、自らかかわった最初の家選びと、最後の住み心地にã-か能力ã‚'発揮できなかったのでは？と感じまã-た。

その結果、最初と最後以å¤-は、スケジュールがé...れているã"とが繰りè¿"されてã!„るだã'で、å†...容に乏ã-く、せっかくの興å'³æ·±ã„題材ã‚'有能な小説家がå-上ã'られているにもかかわらず、服部真澄ファンとã-て残念でã-た。

私も雑誌の書評でお勧めだったので読んでみました。 ともかく豪快!!こんな見切り発車というか簡単に買っていいモノなの?とうらやましいようなひやひやするような。。。 「家」というものはいつかいつか買えるものなのかな～と思うぐらいでしたがこれを読んでから私のアパートの近くにある古民家にはほとんど見に行ったりしています。