タイトルの括りが大きいので、知りたいことが全てわかるというものではないですが、興味深く読めます。
あまり個々の詳細や魔法の背景などは薄めかも知れませんが、雑学として面白いです。

古今東西あらゆる神話・文献・小説などから
魔法に関連する用語を集め、簡単に解説している。
図版類も少なく、淡々と解説してあるので
やや物足りなさも感じてしまうが
自分の得意ではないジャンルの事象も含め
包括的に知識を入手するにはいい。

イラストが無く、系統別でもない。字ばっか・・・本屋で見てから購入することを、お勧めする。魔法はそもそも非現実なので、出来ればその魔法が生まれた背景、歴史が書いてないと分からん。今までのシリーズのように枠線で区切ってないので注意せよ！以上だ。

　扱うジャンルが広いため、突っ込んだ情報が欲しい人は
より細分化された参考書籍を当たる必要がありますが、
これ一冊あれば魔法関連については大部分カバーできる筈。
　また本書の魅力は、事典としての利便性よりも、
読み物としても面白いところでしょう。
解説文は平明な文章で読み手の興味を誘うように

書かれていますし、内容もオカルト系の知識に限らず、
たとえば天使の項なら歴史的背景などにも加え、
天使の出てくる文学や映画といった教養的な内容も
掲載されています。
　ですから、特に調べ物をするのでなく適当に
拾い読みするだけでも、ためになりますよ。