【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:英田サキ/著 出版社名:大洋図書 シリーズ名:Shy novels 133 発行年月:2005年06月 関連キーワード:エス カミアト シヤイ ノヴエルズ 133 SHY NOVELS 133 えす かみあと しやい のぶえるず 133 SHY NOVELS 133、 タイヨウ トシヨ タイヨウトシヨ 4449 たいよう としよ たいようとしよ 4449、 タイヨウ トシヨ タイヨウトシヨ 4449 たいよう としよ たいようとしよ 4449 警視庁組織犯罪対策第五課、通称「組対五課」の刑事である椎葉は、拳銃の密売情報を得る、言わば拳銃押収のスペシャリストだ。その捜査方法はエス(スパイ)と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点がおかれている。大物ヤクザである宗近をエスとし、自分の身体を餌に情報を得る椎葉に、ある日、上司から命令が下った。それは同僚の刑事である永倉の援護をするというものだった!刑事とエス。それは運命を
良いです。
★★★★★
Sシリーズ第2弾。
今回は、同僚の永倉という人物が出てきます。
しかし、この永倉
最初は、本当に腹立たしい人です。
永倉自身のSに対しての、態度など、冷たすぎるんじゃないの?と、思います。
後に、ちゃんと愛はありましたが最初は読んでて、ムカムカしていましたね。
永倉のSも、なんだかんだいって健気。
永倉が好きだから、永倉の為に情報を渡します。
今回は、宗近椎葉は裏方のような感じでしたね。
最後は、宗近ぶちギレで椎葉にちょっと酷い事をしてしまいますが…
ちゃんと、丸く収まるから良しとしましょう。
単純ではない愛情・・・私にはできないけど惹かれる
★★★★★
私は単純で、わかりやすい愛情しか理解できないんだけど、こういう想いもあるのだと思った。私だったら欲しくていろんなものをすぐ求めてしまうのだけど、求めないし与えない・・っていうか素直に振舞えない気持ちは確かに、自分の中でもこと重大さはさておいてひとつくらいある。きっと誰しも多少はあると思う。でも、それは平凡な日常でのこと。エスの世界は違う。命を賭けるような生活で、相手を愛してしまったときやっぱりそれを「知られまい」と思うんだろう・・・。前作はところどころ、クスッと笑ってしまう箇所があったのだが、今回はまるでなく思いっきりまじめでシリアスだった。温度も激しいはずなんだが、クールさを失わず読めました。椎葉というフィルターが猛烈な寂しさと激しさの中にやさしさを落としてくれてそこで私も、なんともいえない事件の終わりにも、静かに「そうか・・」とつぶやけました。まだまだ椎葉の捜査は続いてく・・長い長い道程を思い知らされました。
緊張感がたまらない!
★★★★★
「エス」の二巻目です。「咬痕」の意味は本文を読んでいくと「なるほどな」って腑に落ちます。今回は同僚の「ちょい悪おやじ」ならぬ「超悪おやじ」永倉さんがからんできて、また抱えるものがおおきくなってゆく…、って感じです。椎葉が刑事としてこうあろうとする距離感、でも宗近に惹かれてゆく自分との葛藤。事件性の緊張感と、彼の精神的緊張感がたまらなくよくて、一巻に負けず劣らずすばらしい出来だと思います。大人のエロさもいい。
奈良さんのイラストとも合っていて、想像力をかきたてられます。「裂罅」「残光」も、必ず読みたくなると思います。
永倉に軍配。
★★★☆☆
1冊目を読んでかなり期待しすぎたせいか、ちょっと拍子抜け。
もっともっとドロドロを期待していたのですが、攻の宗近が意外に
お行儀が良いので、ドロドロの割にはあっさりとしています。
同じ立場にある永倉に自分を投影し宗近との関係に椎葉が苦悩するのは
よいのですが、永倉に全部話を持っていかれちゃった感があります。
椎葉が気持ちを自覚する上で永倉の存在は必要には違いありませんが
そのせいで肝心の主役の二人の描写が弱くなってしまった印象です。
1冊目が88点なら2冊目は80点というところです。
切なさ倍増
★★★★★
待ってましたの第二段、前回の主人公椎葉と彼のエスとして協力する事になった宗近の他に、椎葉の同僚である永倉刑事とそのエスの小鳥遊真生(たかなしまお)と言う人間がストーリーに深く絡んでいます。
本当なら相容れてはいけない相手であるエスに並々ならぬ想いを抱いてしまっている永倉の気持ち、彼の持つ辛い過去を知っていくうちに自分と同じ部分を見つける椎葉の苦悩が胸に痛い、一旦は突きつけられた自分の弱さから目をそらしかけた椎葉が、永倉とのかかわりによって次第に自分を取り戻し、これからも宗近をエスとして一緒にやって行こうと決意するシーンに涙しました。
第三弾が来年の春だそうですがそれも楽しみです。