良いです。
★★★★☆
終焉に向けて、駆け足でしたね。最後も、ちょっと呆気なかったかなと…
五堂は、最後まで?ムカつく嫌な奴のままにして欲しかったです。
私は、紀里と五堂の関係を見たくなかった。
五堂に、少し情が移ってしまい、最後は微妙な気持ちになりました。
1年半後に再会した、宗近椎葉のその後も、少し書いて欲しかったなと…
もっと素直になったであろう椎葉を見たかったです。
残念すぎる…
★★☆☆☆
エスシリーズの1〜3は好きだ。
だけどどうも4は好きにはなれない…
闇を抱えていた人物が多すぎただけに、ラスボス的存在のあの人がイマイチだったように思う。
人の心を掴むのが上手いかのように書かれていたけど、それを文章や宗近が説明しているだけで、肝心の彼の台詞からは全くそんな感じはうけず、ただグダグダとくどい人にしか見えなかった。あれではマインドコントロールはできないでしょう…
かなり残念。
おまけに、最後は焼け跡から見つからなかった…?
ファンタジー世界ではなくリアルなハードボイルド世界であっただけに、その部分の違和感にはホラーのような寒さを感じた。
あの…椎葉くん…あなたギリギリまで引き金を引くか引かないかで葛藤してたんだよね?
引き金を引いて一線を越えちゃった永倉さんを見たんだよね?
自分は暗い世界に何とか行かずにとどまれたけど、その代わりに大事な恋人が殺人しちゃいましたけど?
しかも憎むべき拳銃で!
なのに遺体が見つからなかったのをいい事に、アッサリとラブラブですか…
これがまだ、拳銃ではなく別の武器で、なおかつ宗近が何らかの刑を受ける事になったのだったらリアリティはあった。
あの結末のファンタジーさが残念すぎた。
実際に拳銃を作っていた人に対するおとがめナシ。拳銃を不法に入手して発砲までした人に対するおとがめナシ。殺人を犯しちゃった人に対するおとがめナシ。
永倉さんの話がズドンと重く心に残ったエピソードだっただけに、主人公にだけは都合のいいように回るラストが受け付けなかった。
そして…キリちゃんの妊娠も、私にはもうホラーにしか見えなかった。
エスシリーズ、ここまでは好きだったんだけどなあ…
なので、迷った末に★2つ!
流石の英田作品
★★★★★
いや〜、4巻一気読みしてしまいました。英田さんならではの作品でしたね。椎葉は好きなキャラですね。例え受け身と言えども毅然としていて良いですねぇ。私は女々しい弱っちい受はどうも肌に合わなくて、どちらかと言うと凛とした、毅然としたタイプが好きなんですよね。極端に言うとツンデレくらいの。だからちょっと素直じゃないかも知れないけれど、椎葉みたいな受は好みですねぇ。かなり内省的で生真面目過ぎるかも知れませんが、物事を深く考える人は好きです。宗近は最初は、ひょっとしてヤバげな人なのか?…と、イヤな予感もしたのですが、意外と一途な男でホッとしました。乱暴な鬼畜系って嫌いなもので…。かと言って、二人の性格からか、なまじ甘々にならないのが良かったですね〜。義兄の篠塚は出ている割には意外とキャラが薄めでしたが、椎葉姉弟に対する愛情はしっかり感じられましたので、彼にも是非幸せになって欲しいです。東明は壊れてましたね。しかし結局甘ったれと言う感は拭えないのですが…。東明だけは正直内面がよく掴めなかったです。彼がどうやって立ち直っていくのかも余り描かれていませんでしたし。壊れていると言えば、五堂は壊れきっていましたねぇ。死以外に彼が救われる道はなかったのかも知れません。紀里は全てを無くして、お腹の子供とこれからどうやって生きて行くのでしょうか?とても気になります。少しでも幸せになって欲しいですね。
奈良千春さんとのコンビは最強タッグではないでしょうか。椎葉、カッコ良かったです!綺麗で色っぽくて…。
出来ればもっともっと読んでいたかった気がします。終わってしまって残念…!
最後は・・・これでいい!!
★★★★★
残光を読み終えて・・・・。事件も解決しました・・。ハラハラドキドキ・・・というのは椎葉が五堂の監禁?からうまく抜け出し、宗近の元に戻ってからは収まり、もうだいじょうぶ・・二人一緒なら・・・と、安堵感を私も感じました。宗近も椎葉もきっと強くお互いの存在がかもし出す、安心感を感じたんだと思います。色々あって事件は解決しました。五堂という悪役?ですら私をほれさせる魅力を持っていました・・・。登場人物一人ひとりが粒ぞろい・・。私のバイブル「銀河英雄伝説」に匹敵するくらいの、登場人物一人ひとりの存在感がありました。よくを言えば主人公ではないので申し訳ないのですがもっと五堂の心の闇を描写し、紀里への思いも書いて欲しかったです。まぁ結構しっかり書かれてはいたんですが、五堂が死ぬクライマックス周辺で、五堂の狂気っぷりが軽くなってしまったかな・・と。椎葉の姉を殺した理由が単純だっただけに拍子抜けし、それを知った椎葉の描写ももっともっとやるせない気持ちと怒りの気持ちをど〜んって表現して欲しかった。そこらへんが足りなかったかな・・。狂人の気持ちなんてつむぐことなんて出来ないんだけど「こいつやべ〜・・よ」って感じではなく「憐れ・・・だな・・五堂」という感じでした。そこが狙いだったのかもしれないんだけど、この本で言えば、ヤマが椎葉がクラブ?に乗り込んで、五堂に拳銃を突きつけて、取引を持ちかけられ、宗近を守るために言いくるられて監禁される・・ってところが一番の緊張ポイントでした。そこを抜けちゃったら、あとは悪くはないんだけど、最初に感じた緊迫感以上のクライマックスを演出できなかった・・な・・と。五堂が死ぬあたりでもう一回緊迫したクライマックスを感じたかった・・・。工場が炎に包まれたりで大事ではあったんだけど、いや・・なんで五堂こんな大事なシーンで一人できたの??手下は??というなツッコミも、感じた・・・。もっと椎葉ちゃんピーンチ!感が欲しかったです。絶体絶命ではなかった・・。いや・・・でも、それは私の個人的な欲であるんで・・・置いておきますか・・。
とりあえず、おもしろかったよ。最後のハッピーエンドもよかった・・。この作品を読めてよかったです
良い本だった。
★★★★★
エス・・・とうとう終わってしまいました。
紀里の赤ちゃんが見たかったです!(あんまし泣かなそう・・)
英田さんの作品は本当に大好きです。
BLって普通甘甘なかんじで話がまとまってない作品が多いじゃないですか。でも、英田さんのはちゃんとしたストーリーや設定、人物構成で良くまとまっていると思います。
これでエスが終わってしまうなんて悲しいです・・・もう少し読みたかったなあ。