タイトル詐欺に引っ掛かりました。
★☆☆☆☆
タイトルに惹かれ、帯の10万分の大ヒットに騙されて購入しました。
内容は他の方が書かれているので割愛します。
一番気になるのは、ポイントで書かれている事をどうすれば我が子に習慣づけられるのかという事を著者は書いていません。と、言うか書けないんでしょうね。
我が子に対する内容を読めば著者が、いかに子供と関われり成功しているかの如く書いています。
ですが、自慢げに子供の宿題に赤ペンを入れて修正していると書いて、第6章の4で我が子にしたその事が子供の学習意欲の減退を招き、学校の先生に叱られたと書いてある事から成功とはいえません。逆に、何故それを先に書かないかと疑ってしまします。
で、結局はこの人のいいたい事がエッセー風に書かれているだけで、内容の良く分からない物になってしまっています。
最後に出てきた香具師の辺りがこの人の言いたい事か思ってしまいました。
つまり、騙されても容認しろってことです。
どちらかというと父親向け?
★☆☆☆☆
育児中なのでタイトルに魅かれて購入したものの期待外れでした。
子供に勉強を強要するのは逆効果であるのは既に常識。
真新しい情報はあまり得られなかったように思います。
やや主観的だし、著者の偏見も垣間見えるところもあります。
育児真っ最中の著者の体験談には好感が持てますが、星1つですみません。
子育ての参考に
★★★★☆
本書は1章で「勉強のできる子」を、2章で「勉強のできない子」を、3章で「勉強のできる子とできない子」の特性の違いを説明するという構成。全編にわたり教育現場での豊富な経験に裏付けされた考察であるだけに、説得力があった。著者自身の「子育て奮戦記」はやや冗長であった気がするが。
「親が子供に勉強を強制してできるようになった子供は一人もいない」「長所をほめることで子供は伸びる」といった指摘に特に目新しさはなかったが、第2章で「勉強のできない子供の親の特性」は興味深く読んだ。
著者曰く、子供を駄目にする親の特性は、「子供の前にある障害を取り除く親、はしごをかける親」だという。私個人としては、これは母親によく見られる特性であると感じるが、その意味で子供の教育を母親に任せきりにしている父親の責任は大きそうだ。児童期における父親の子育て不参加は修復が難しいという指摘は的を射ていると思う。
本書は「勉強のさせ方」というよりも「子育ての仕方」を述べた教育論である。著者が言うように「勉強しろと言わずに子供に勉強させる方法」にはコツはなく、親自身の努力や資質が重要だから、大半の親はここで述べられていることが完全には実践できないと思うが、少なくとも、子供を駄目にする親の特性を本書で知り、そうならないように注意することはできると思う。その意味で一読の価値はあるだろう。
子育て中の母親にお勧め。
★★★☆☆
指導者としての著者が、数々の教え子から逆に教えらことを書いた本である。
また、子供ことだけでなく、親や学校環境や生活環境のことまでも書かれている。
そのため、読者は、自分自身の子供時代を思いだし、勉強に対する姿勢がどのように形成されたかを知ることになるだろう。
後半では、勉強だけではなく、人としての必要なことは何かということがが書かれている。
著者は、学究的な世界に生きる方なので、その目線で書かれいる。
変化や競争が激しい社会の中で生きる人にとっては、視野が狭く感じるのではなかろうか。
しかしながら、子供との接し方が書かれおり、その点はプロを感じさせらる。
子育てに悩んでいる母親にはお勧めである。
売らんがためのタイトル
★☆☆☆☆
タイトルとはしがき・目次を読んで面白そうなので購入しましたが、完全に期待はずれでした。文章は論旨不明瞭で主張もありきたりな内容です。売らんがためにタイトルだけ一生懸命考えたことがミエミエの駄本です。著者は教育経験豊かな方のようですし、このテーマと構成で本気で執筆なさればもっと有用な本になったはず。ところどころに真面目な人柄を伺わせる思い遣りのある記述もあるだけに一層残念です。