パーティー会場で飲み物をこぼした女性が、代わりのグラスを受け取って飲んだ直後に死亡。誰が何の動機で殺したのか?本当に狙われたのはグラスを渡した女優なのか?ミス・マープルが謎解きにかかります。
女優をめぐる様々な人物が背負った過去、哀しみが最後に一つの謎をときあかします。読み終わったあと、何とも言えない哀しい気分になる小説です。
クライマックスまでのひっぱりかたは見事で、これぞ古典的ミステリー!といった感じです。英語は非常に平坦で読みやすく、200ページたらずなのでペーパーバック初級者にもお勧めです。