服が好きな人へオススメ
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実は時代を間違えて購入してしまいましたが、モノクロ写真ですが非常に参考になります。 1600年代バージンクィーンエリザベス女王時代のドレスなどが現存するかぎり載っています。 まず博物館で見られるようなきらびやかなものだけではありません。 服を作る人間ならば、見たいと思っている内部、縫い目、形の取り方、質感、素材、はぎ方がほぼ見ることができます。 これだけでも楽しむ事が出来ます。 刺繍柄の再現や、ドレスの柄の拡大図が掲載されています。 さすがに北欧の王家ですので非常に肉厚な裏地など見てとれます。 コルセットは内部の素材が掲載、分解されて載っています。 写真は三分の一ほどですが、イラストは非常に事細かに載っています。 型紙も引いてあるものが載っており、その隣にそのドレスが載っています。 後半部分は当時手書きの製図が載っています。ダーツ、ギャザー、形紙の中にデザイナーの線が引かれ一部一部ボタン穴や飾りの表示が書いてあります。 再現図には作り方の途中段階が描かれており、そこで立体図が判るようになっています。 びっしりと英文で各ポイントのことが書かれています。 趣味でお洋服を作る方なら見るだけで再現出来ると思いますがすごい布の量ですね。 オマージュやデザインのヒントなどにはなること間違いなしです。。 インチ表示ですが最後のページにセンチ表示とインチ表示を照らし合わせてあるので わかりやすいです。 しかし私のように時代を間違えてしまわぬようお気をつけ下さい。
Meticulous Research shines through
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Costume historians and re-enactors owe a lot to Janet Arnold's work. This book, with its in-depth examination of extant garments and patterns derived thereof, is a treasure for anyone's library. With many photos of real garments and paintings of similar fashions, one can examine closely how garments were constructed, their materials and embellishment.
The one weak point in this book is not due to Janet Arnold's research, it's due to the fact that so few extant garments from this time period remain. So we have some clothes from Norway, a few from England, etc...and so does not represent all of Europe's fashion. This is an important point, because the styles were very regional. If you are looking for patterns on only Venetian courtesans, or how people in Flanders dressed, for example, this would not be the book for you.
Nonetheless, if you want to know more about construction techniques, general cutting patterns, and exacting details, based on actual garments, this book is invaluable research material for historians and costumers alike.