この楽譜集は、1962年の " Peter, Paul & Mary " から、
1969年の " Peter, Paul and Mommy " まで、１１のアルバムから
選曲しているようです。

幅広く７１曲を網羅していますが、
" Don't think twice, it's all right " と、
" The times they are a-changin' " が掲載されておらず、
個人的には少し残念でした。

１１のアルバム全曲では１３０から１４０曲くらいだと思いますが、

７１曲などと中途半端な曲数にとどめないで、全曲を掲載してくれたら
良かったのにと思います。

とは言うものの、これだけ多くの Peter, Paul and Mary の曲が
まとまっている楽譜集は、他にはあまりないでしょうから、手元に１冊
置いておくのもいいと思います。

収録曲は多いのですが、所謂ヒット曲が割合に少なくて残念です。ギターコードが吉田拓郎などのものに較べてE♭などを多用して取っつきにくい。拓郎ものはカポ指定でDになおしてある。コーラスのハーモニーもあったりなかったりで不統一。知らない曲が多いのは日本で流行ったのとアメリカで流行ったのとが違っているためかも知れませんね。アメリカではファンにとってdeluxなソングブックなのでしょう。