医者が患者をだますとき
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「医者が患者をだますとき」著者・ろばーと・メンデルソン、訳者・弓場 隆。
発行所・草思社。ISBN4−7942−0854−5)。
コメント・これは強烈な現代医療批判であり、病人に対する警鐘である。このままでは、
医者にとっては、患者は全てカモネギと言っても決して過言ではない。現在健康な人はもとより、病気の人は、一刻も早く、この書を熟読するべきと確信する。どの頁を開いて読んでも、背筋の寒くなる思いになる。医者にかかる前に、必読の書と言える。
必読!!
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医療ミスのニュースを聞かない日がないくらいの昨今。ただ、表面化してきているだけで、ずっとずっと前からこんなことは日常に起こっていたんだと思います。「患者はマウスとしか思っていない」大学病院の現状他、医者は実は「病気を治してくれる人ではない」ということがよく分かる一冊です。本当に悲しい事実を突きつけられますが、これをよんで「そんなバカな」とは微塵も思えないことがより悲しいです。多かれ少なかれ”医療”にお世話になっている方、ぜひ一読を・・・。
医者と患者の間の真実
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著者は著名なアメリカ人小児科医で、長年先端医学医療技術を信望してきたという。しかし、老年期になって現代の医者の堕落を憂い、患者には「病院にはできるだけ行くな」、医者には「医者を早くやめなさい」、一般人には「健康診断など受けてはいけない」など過激な批判を加える。しかし、(誇張ぎみではあるが)彼の批判の殆どは「的を得た」ものである。医者と患者の関係はいうまでもなく「信じ」「信じられる」関係である。宗教色つきものである。悪魔のような医者、善人面した偽善医者も多く存在する。問題は医者は聖職者とはほど遠く、自らの生活の糧として疾患と病人を作り上げ、製薬会社は莫大な利益を得るために誇大な宣伝をし、うそのデータをでっち上げ、副作用が問題となる前に売り抜けようとする。賢明な人々は医者を盲信しては安全な人生を送ることができない事を知っている、しかしその数は少ない。
こういう本を待っていました!!
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自分の”半健康”に疑問を持ち、西洋医学(現代医療)にも半信半疑になって代替療法をやり始めていた時に出た本でしたのでとても参考になりました。殆どの患者は(私自身そうでした)”お医者様は神様”感覚なのが現状。 この本で、少なからず感覚変化、選択の余地がある事に気づくのではないでしょうか。