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「昭和」を振り回した6人の男たち (小学館文庫)

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
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6人の選定がさすがである。 ★★★★★
 昭和史を振り回した人間を6人選べといわれて、一般の人は、東条英機は上げるとしても、後は、判断が分かれるのではなかろうか?
 この本で、石原莞爾、松岡洋右、東条英機、阿南惟幾、マッカーサー、吉田茂という6人が選定されたのは、さすがだと思う。石原莞爾と東条英機は、決して意志を通じて歴史を動かした人物ではない。この6人の中で、意志を通じていたのは、登場と阿南くらいではないか?
 然るに、不思議な配剤によって、これらの人間の意見の対立がありながら、戦争が始まり、終わり、その処理がされていった。
 この歴史の妙を見事に描ききっている…、さすがである。
第1章 満蒙に理想は実現せず に関して ★★★★☆
半藤一利氏の昭和史分析の鋭さに関してはこれまで数冊の著書”ノモンハンの夏””昭和史”などに接し大変感服しており、氏の取材、調査の正確さ、時にさまざまな史実分析のユニークさに驚いたりしております。さて、”昭和を振り回した6人男たち”に関しては1つの疑問があります。利根川裕氏が書かれた”第1章、世界最終戦論と石原莞爾”における”皇道派vs統制派”の項、日本陸軍内の抗争についてのくだりで、”明治以来日本の陸軍は長州が握っていた。大山巌だって乃木希典だって、長州の出身です。”といっておられますが、大山元帥は薩摩出身ではなかったでしょうか。西郷隆盛の従弟であったと記憶しておりますが、私の記憶違いでしたら大変恐縮ですが、少し気にかかったので指摘してみました。