映画版も見ましたがこのドラマ版もなかなか見応えがありました。いわゆる大スターや有名アイドルが出てないので、バランスの取れたキャスティングになっています。そのため特定の俳優に焦点を当てた脚本ではなく、じっくりとそれぞれのキャストがストーリーを追っていきます。謎解きに少々突っ込みたくなる部分もありますが、それを補ってもいいドラマに仕上がっていますね。

私は原作のファンです。
真犯人が原作と異なる事に違和感を感じ、ドラマは観ていませんです。でも「ナイチンゲールの沈黙」を観て…「ジェネラルルージュの凱旋」を観て…。
良い意味で原作と異なるストーリー…海堂尊さんの作品はできるだけ読ませていただいていますが、医師の苦悩、現実と悲しみ…孤独感…命を救う気持ち…壊れてゆく理想…そんな様相…。
チームバチスタにも絶望する医師…チームを守る為故に犯される罪…たった一度悪魔の囁きに‥猜疑心‥ひとの弱さ…

チームバチスタの崩壊…

命を救いたい‥ただそれでよかったのに…。

素晴らしい医療サスペンス…いいえ…ヒューマンドラマです。
悲しいけど…素晴らしい作品です。
観てよかったです…

最後に‥田口が観た心理風景‥「栄光の7人」二度と‥観る事のない。泣けて…。

崩壊する医療…きっと復活します。医師…コメディカル、医療行政に携わる厚労省の官僚…その他、全ての皆様に観ていただきです。

私は原作→ドラマ→映画とみました。
原作はとってもおもしろく、とくに田口先生のきれもの具合にほれぼれしました。
が、ドラマは打って変わってやさしいだけが取り柄の？先生という設定。
個人的に伊藤さんは好きなので見ていましたが、途中あまりの人の良さを全面にだした内容がリアリティにかけて、ちょっといらいらしてしまいました。

話の内容はオリジナル＋αで楽しめる物ですが、毎週見ててちょっと中だるみしたかな。

原作と違うオリジナルの展開が面白かった
オリジナルって大抵酷くなるけど、これは面白い
映画の酷さも相俟って
ドラマの良さが際立ってる

再放送で見ています。

続編のジェネラル・ルージュの凱旋も、ぜひ仲村トオル・伊藤敦史のコンビでテレビドラマ化を希望します。

白鳥・田口コンビは彼ら2人が最高です。