実践的デジタル回路読本
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初心者からシステムエンジニアになるための必読書
必ず電子回路設計のプロフェッショナルになれる1冊 【図解入り】 で詳しく解説。
(抜粋)
学校で習う電子回路の基礎は“方程式を解く基礎”であって「設計する基礎ではありません。」電子回路の設計はもう少し違うところにあって極めてスマートに論理的に解釈できれば電子回路の設計は出来るのです。しかしながらそのような解説本が非常に少ないです。ただここでぶつかるのが、何をどこから論理的に考えるのか?という疑問です。ここが新人のエンジニアが悩んでしまうところです。「一生懸命に理論」だけを追いかけてしまうのです。そのように学習してきましたし、またそのような悪書がおおいのです。(失礼)
自分が加わったチームの回路図にトランジスタがあったらとしたらそのトランジスタの番号はなぜこれにしたのか?抵抗値はどうしてこうなのか?大抵うろたえてしまいます。そこでトランジスタの基礎を学ぼうとするのです。元々エンジニアは自分が納得できないとそこから前に進めない方が多いのです。(これは悪いことでは決してありません。それだけ慎重に細部に渡って設計できる能力を身につける欲求があるのです)。しかしながら、「“まず”とりかかろう」という、「スタートが遅れる」のです。そこで“自信喪失”のような感覚を覚え焦るのです。実際に筆者もそのような経験があります。例えば、抵抗の表記の仕方を覚えないと「いけない」というものにとらわれるのです。
しかし単純な事でテスター用いて測れば抵抗値が解るので「同時進行」で覚えていけばいいのです。まったく慌てる必要はありません。逆にその方が記憶にも残るのです。本書は、そのような無駄?なことは一切書いていません。そのような事よりはやく計測器の使い方を覚えて実際の波形を確認できたほうがまだましだからです。つまり規則やややこしい部分からはいっていくのではなくて“スマート”に入っていけばいいのです。
電流は高い方から流れて、この基板は何Vの電圧を入れてあげればいいのか
それさえわかれば後はその都度覚えていけばいいのです。
はじめに
1.電子回路ってどこからはじめるの?
2.本書の特徴と対象となる読者
3.本書の目的
4.論理記号の確認
5.正論理・負論理
6.はじめてのIC
7.フリップフロップ、(フリップのHDL記述例)
8.ICを設計に活かす
9.コード変換回路
10.積和型による論理回路
11、論理回路設計の演習
12.7セグメントLED用デコーダの設計
13.コード変換回路とF/F系回路の融合
14.同期式回路と非同期式回路
15.コード変換回路+順序回路
16.8進カウンタの設計
17.2bits UP/DOWNカウンタの設計
18.シーケンサーの設計、(シーケンサのHDL記述例)
19.状態遷移図を描こう(ステートマシン)
20.システムエンジニアは上から目線
21.簡単なシステム設計
22.階層設計
23.良くないカウンタ、良いカウンタ 、ハザードについて
24.色々なカウンタ
25.外部からの入力信号の扱いについて
26.メタステーブルが回路に与える影響と対策
27.出力信号のゲート処理
28.具体的回路設計演習 、
29.「LED、PWMコントローラの設計」
PWMについて、具体的回路仕様、状態遷移図の作成、ステートマシンの設計、各部位の設計、回路図の作成まで
30.最後に
著者略歴
愛知工業大学 工学部 電子工学科 卒
墨 総合研究所、
アイシン精機㈱ 電子技術部をへて
㈱北島製作所を設立
現在、同代表取締役
「電子情報センター」長
著書
早わかり電子回路読本
実践的デジタル回路読本
Verilog HDLで学ぶLSI設計
インピーダンス測定における測定条件の設定・データの解釈と誤差補正の進め
方(共書)
その他