本を買うのが楽しくなる!
★★★☆☆
僕は本を読むのが好きである。と同時に集めることも好きである。決まったジャンルはない。時期によって歴史小説を読んだり、推理小説一辺倒になることもある。作家もこれといって好きな方もいない。どれか1冊を読んで面白ければ、別の作品に手を伸ばす程度である。さて、本書。蔵書票についての歴史とマニアの紹介本である。ただそれだけだ。蔵書票とは、まだ書物が高価なものであったろう時代に、本の管理のために必然的に生まれたようである(15世紀中葉)。それが段々と装飾的なものにかわっていたようだ。東洋では印鑑を用いていたともある。日本には明治後期になって多数作られるようになったらしい。蔵書票は装飾的ななった頃から、コレクターアイテムズになった。現在ではそのための集まり(日本蔵書票協会)が設立されている。僕もこの本を読むまでは、手作りの石印を使っていたが、先日蔵書票を作ってみた。図柄はきれいなヌード写真を利用した。蔵書票の特徴はエロスや風刺を含むものが多い。今回はエロスを選んでみた。これから、蔵書が増えるたびに貼っていきたい。別の意味で本を読む楽しみが増えた。