恐竜島
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昭和初期の作家である海野十三の作品。作者は逓信省電気試験所に勤務の傍ら、科学小説を書き続け、後に日本SFの父とも呼ばれる。初出は「PTA世界少年」[1948(昭和23)年]。後に「海野十三全集第12巻 超人間X号」[三一書房、1990(平成2)年]に収録。サンフランシスコからシドニーへ向けて航海をしていた貨物船モンパパ号の中で、仲良しになった玉太郎と新聞記者ラツール。モンパパ号が突然沈没したときも生き残った二人は筏に乗り漂流。ある日島影が見えた時、ラツールは言った。「もしあれが恐竜島だったら、われわれは急いで島から放れなくてはならない」一体どういう事なのか。