インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

発芽玄米で日本は明るくなる

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 熊谷 達央
Amazon.co.jpで確認
「食べる物があなたになる」といわれます。つまり何を食べているかでその人の容貌や人相から体型や性格まで決まってくるというのです。たとえば江戸時代の瓜実顔の元禄美人と現代の女優や歌手たちとを見比べれば同じ日本人でありながらまるで別人種であるかのようです。この違いはどこから来るのかといえば、それは肉食にあります。現代日本人の食生活は、日常的に白米、肉や卵、牛乳などを食べていますが、これがどういう結果をもたらしたかは、今や国民の二人に一人はガンまたはその予備軍という現実を見れば明らかです。
次は、マクロビオティック食事法の創始者である故桜沢如一氏の警告です。肉を多食すると、眼晴が上を向いて、瞳が目の中央部にいなくなるので一見してこの人は肉を多食しているとわかるそうです。つまり、瞳が目の中央になく、上方にあって、顔がまともに向いていても瞳の下方の白眼が見える眼相を、観相学者は“上目三白眼”と名づけ、こういう目をした人間は性格が異常で偏執的であり、行動が時として凶暴になると伝えています。これは肉食過多によって、まるで肉食獣のように行動するということに他なりません。最近街を歩いているとこういう目をした人間が多いことに気付かされますから、なるべく近寄らないように注意した方が無難です。連続するイジメ、親殺し、子殺し、凶悪事件の報道を見るにつけ、こういう犯罪者はどういう食事をしていたのでしょうか。マスコミはこういう面からも検証し、報道して欲しいものです。

「にんげん生涯の吉凶ことごとく“食”によって左右される。万に一つの狂いなし」と喝破したのが二百年前の江戸時代の観相学者である水野南北(後述)でした。本書で詳しく紹介する「歴史書ホツマツタヱ」第十五章には、「けしし(獣肉)を食めばしむ(血液)汚る」と記述されています。また、1970年に米国で発表された「マクガバンレポート」では、人類の理想的な食事は「元禄以前の日本人の食事」と明記されています。これを知ったならどれほど多くの人が驚くことでしょう。そしてまたどれほど多くの人が安心することでしょう。 今の日本人は、明治以来の、外来の誤った食事や思想によってカラダと心の健全性を失い、病気や短命、不和、自殺などの不運、不幸に遭う人のいかに多いことか。本来明るかった日本人の表情から笑顔が消え鬱病が増えています。その根本原因は食物にあると言っていいのではないかとさえ私には思えてなりません。
本書は、なぜ今、食のあらためが必要なのかを、私が知りえた発芽玄米に関する研究、古代から現代までの未知の歴史情報などを紹介しながら追求しました。そして、これからの私たち日本人の生き方と、限りなく明るい未来までも提案しました。

私はこの本を書くにあたって、できるだけ私自身の実際の体験を通して知りえたこと、考えたことをお伝えしていきたいと思います。ネット社会の今日、他の人の書いた「いい話」はいくらでも拾う事ができますから、それの羅列みたいな本ですと、読者の皆さんは納得して読んではくれないでしょう。私はちょうど厄年だった40歳前に、詳しくは書きませんが不運に遭いました。しかし、その私の運命を曲がりなりにも良い方向に変えることができたのは、ある禅寺の門を叩いたこと、そしてそこで頂いたお食事がきっかけでした。まずはその体験から書きたいと思います。

挫折した私の人生を好転させたのは、お寺での食事がきっかけだったと、はっきりと気付いたのは、そのお寺での体験の後に出会った二冊でした。
最初に出会ったのはある若い古神道研究家が書いた本(後で紹介)でした。今考えても不思議なことでしたが、ある日、本屋の前を通った私は、なぜか急に胸騒ぎを感じ、その店に入りたくなりました。そしてまっすぐに店の奥の棚の前に行き、その本を手にしていたのです。迷わず買い求めた私は、その本を何度も繰り返し読み返しました。その本の大まかな内容は、今の日本は、神様が教えた道徳を忘れたために社会が乱れ、このままでは国が滅ぶから、それを防いで建て直すには、人々が肉食をやめ、玄米菜食をはじめなければならない、ということでした。私は読んで大きな感動を受け、それまでまったく知らなかった玄米の効能を知り、後述する通り発芽玄米と出会うことになったのでした。
この本は当時、全国に多くの賛同者を得て、その著者が立ち上げた会には一時は五千人以上の会員が集まり、私もその一人として数年間参加しました。その会は今も存続しているようですが、私は、今は後で述べる別の古文書の研究会に所属しています。

もう一冊は水野南北についての本で、四国愛媛の篤志家が発行した小冊子でした。私はこれも一気に読み終えて前と同じく目からウロコが落ちる思いをしました。そしてこの小冊子を英訳版も含めてたくさん購入し、周囲の人々に無償で配ったものでした。
(中略)
しかし南北は、それを機に、生命を失う恐怖から、好きな酒もぷっつりと絶って麦と豆を常食にし、川仲仕をして暮らします。 1年後、易者と再会すると、「不思議だ!剣難の相が消えている!!何か大きな功徳を積まなかったか」と聞かれました。水野は、別に何もしなかったが、食を変えたことを話すと、「食を節することは、天地に陰徳を積むことであり、それにより知らず知らずに天録が書き換えられ、相まで変わったのだ」と教えられました。
(中略)
実地に観相して修行するため諸国を遊歴し、相法を確立し、遂に3000人の弟子を抱えるほどにまでなりました。その後観相学を志す人にとって南北の教えは必須となっています。 (グーグル検索参考)

先述の通り私は39歳で人生の試練に会い、一人悶々として暮らしていたある初秋の日の事でした。以前から氣になっていた近くのお寺を訪ねて見ようと思い立ちました。そこは後で知ったのですが、新道元宗と称し、既存の仏教界とは一線を画した禅宗の流れを汲む品川のお寺の分寺でした。それまでは、お寺といえば、お盆とお葬式の時ぐらいしか行ったことが無い私でしたが、その日は思い切って山門をくぐり、まだ若い住職に面会を申し込みました。そして、今、自分が置かれている境遇をかいつまんで話しました。すると彼はニコリともせずに、「分かりました。では、明日四時に来なさい」と言うのです。私は「明日の午後4時ですね」と言いながら立ち去ろうとすると、住職は「いえ、午前四時です」と相変わらず無表情で言います。私は内心「しまった」と思ったものゝ、仕方なく翌朝目覚まし時計を掛け、暗い夜道を歩いてその寺に行きました。すると、
(これから先をお読みになりたい方は本をご購入下さい)

著者プロフィール
熊谷達央 くまがい たつお(本名 達雄)
昭和20(1945)年 盛岡市生まれ、慶應義塾大学法学部政治学科卒、日本外交史英ゼミ専攻
現在、食と農と環境改善をテーマにした「玄米をおいしく食べる会」会長、「たきざわ発芽玄米の会」事務局長。ホツマツタヱ研究会「ほつまの会」幹事、盛岡市倫理法人会会員、しきなみ短歌会、油、水彩画など活動は多彩。
公的には、全国でも先駆的な予防原則を基本にした滝沢村環境基本条例制定のワークショップの座長を務める。滝沢村少年補導員。
本書は、前著「日本その時とこれから」に続き、食と歴史を同時に見直すことで日本を明るく元気にしたいと訴える渾身の2冊目。