作者のお母さんと私は小中と同級生でした。小学生のとき転校生として来た私に優しく接してくれました。又妹さんと私の弟夫婦が同級生で、この話を聞き早速読みました。 こんなに辛い思いをしていたなんて想像もしていませんでした今の世の中自らの命を簡単に絶ってしまうのに航平君は最後の最後まで諦めなかった。健気に頑張った彼を見習わないとなって、この年になって思い知らされました。直接彼女に手紙を書きたくなりました。

急性骨髄性白血病という難病に明るく気丈に立ち向かった航平君の頑張りは驚きです。5歳という短い命でしたが、その生命力の強さは家族や隣人だけでなく、この本の読者にも強い印象を残してくれます。家族の温かい支えを得た著者(航平君の母親)の献身的な看病や、隣人の励ましも航平君の頑張りを引き出す源となったのでしょう。壮絶な闘病生活の記録ではありますが、読み終わった後、難病を克服できなかった無念さや悲しみとともに、平凡な日常生活では気付かない家族愛、隣人愛というものの強さ、大切さを感じることが出来ました。色々な病と闘っておられる方やそれを支えられてる家族の方には是非読んで欲しい一冊です。また、隣人との関係に希薄さを感じている方にもお薦めしたい。

航平くんの頑張り、兄弟や家族、そしてお母さん、お父さんの頑張りに心を打たれました。発症当時の航平くん、弟くんと同じ年頃の二人の子供を持つ身としては、重なる所もあり涙が止まらない時もありました。でも今の、またこれからの親としての接し方など、考えさせられる部分がたくさんありました。悲しいだけでなく、勇気や強さを分けてもらえる一冊だと思います。ぜひ多くの人に読んでいただき、こんなにすごい子供さんがいたということを、知っていただきたいと思います。

航平君とお母さん、支えてくれた人たちの思いが、伝わってきます。5歳とは思えないほどたくさんの感動をくれた航平君には驚かされますし、あふれそうになる涙に何度も読むのを中断しました。多くの人に読んでもらいたい本です。

たったの5才でたくさんつらい思い、痛い思いしたけど航平君はきっと命の大切さをみんなに教えるために生まれてきて全うしてお空の天使ちゃんになったんだね。本当にすごいと思う。普段のほほんと生きている自分が恥ずかしいと思います。この本を読んだ人の心の中で航平君はずっとずっと生き続けていけると思います。とても良い本に出会えて良かった。今、5才の息子にも少しづつ読んであげて命の大切さを伝えていければと思います。航平君、ずっとずっと忘れないからお空の上から見守ってーね。本当にありがとう。