認知療法の平易な解説
★★★★★
認知療法によって、鬱、軽鬱的な傾向を和らげることを目的に書かれたセルフヘルプの本である。本書のアプローチである認知療法は、鬱的な発想(いわゆる落ち込み)は「認知の歪み」に基づいている、という考え方を基礎としている。認知の歪みのいくつかの典型は、「全部か無しかの考え方」、「一般化のしすぎ」、「ラべリングと間違ったラべリング」、などであり、認知の歪みが悲観的な気持ちを生むと考えるのである。認知の歪みについては、本書の2章に大変わかりやすく説明されている。認知療法は、習慣となっている認知の歪みをより合理的なものに変化させることによって、悲観的な発想や鬱的な気分を和らげるとことを目的としている。鬱的、悲観的な気分はほとんどの人が経験することがらであるので、万人に薦められる本であると思う。
英語で・・・・
★★★★☆
はじめ、私は翻訳版が高いという理由でこの原著を購入しました。
でも熱中してくると、英文法はわかるにしても英単語の語彙がなくて、辞書をひきながら読むのはもどかしくなってしまいました。結局、図書館から翻訳版を借りてきて照らし合わせながら、両方を読みました。
正直、翻訳版ではどうしても変な日本語訳になっていてわからないところが出てきます。これが原著を読むとすっきり理解できるんです!
とてもよい本なので、結局翻訳版も後で購入してしまいました。何回も読み返す本だと思います。英語でも、日本語でも読みたくなったときの気分で読みたいと思います。
うつな気持ちを和らげてくれます
★★★★★
鬱なときってなんらかの意味で、「自分はダメな人間だ」
って考えていることが多いですよね?(自分はダメな母親だ、とか、自分は暗い人間だ、とか、自分は友達がいない、とか、自分はモテない、とかも自分はダメな人間だ、と考えることの一種です)
そして、自分がダメだと確信している気持ちが強い人ほど、激しく落ち込むらしいです
この本は、そういった、自分を落ち込ませる思考を、少しずつ変えて行くテクニックが満載です
英語の勉強にもなるし、自己否定から自己肯定に変わることもできる、一石二鳥の素晴らしい本ですよ☆
自分の不完全さを受容できるようになると思います。
落ち込みがちの人にぜひ読んで欲しいです
ご存知かも知れませんが、翻訳「いやな気分よさようなら」も出ていますので、そちらもチェックしてみてください
(ただ、この翻訳でも十分に役に立ちますが、ちょっと翻訳がこなれてないし、値段も翻訳だと3000円近く高いので、英語が苦手というわけではないのでしたら、英語版の方が安いしわかりやすいとは思います)
良かった
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うつ病やその他心の病に対する認知療法を紹介しています。実際の研究結果、認知療法に使う表などが掲載されています。
この本を参照にしたと思われる日本語の書籍もあるようです。欲を言えば、もう少し薄い本だと、読むのも楽かな。英語の勉強+心の病に対する認知療法に興味がある方にはお勧めです。英語で読むことにより、認知療法で使用される言葉の定義などが、より明確に詳細に理解できます。日本の医療においても、認知療法が、病を解決していくキーとなっていくのではないかと思わせる一冊です。
心のバイブル
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容易めの英語で書かれており、読む人が飽きないように工夫もされています。ユーモアあり経験談あり、、、作者をとても身近に感じながら読めます。アメリカでナショナルベストセラーになって爆発的に売れているだけのことはあります。即効性・持続性のあるというCognitive Therapy(認知療法)、みなさんにお試し頂きたいです。もののとらえ方を変えれば、ブルーな気分に負けることはありません。