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図説 百鬼夜行絵巻をよむ (ふくろうの本)

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 河出書房新社
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見やすく楽しい。 ★★★★★
4種類の百鬼夜行絵巻をカラーで紹介し、ひとつひとつの絵に説明がついていて、4人の先生方が解説をされている。大判なのでそれぞれの絵がとても見やすく楽しい。平安時代と室町時代の百鬼夜行は性格が違うと語る田中先生の解説は興味深い。同じ田中先生による「現代語訳 付喪神記」と白黒ではあるが「付喪神絵巻」が見られるのもうれしい。
若冲の「付喪神図」が最大の収穫 ★★★☆☆
「百鬼夜行」の名が付いた画集、絵巻を見ると、鳥や獣といった生き物ばかりではなく、履物や楽器などの器物も化けてぞろぞろと行列している。この本では「百鬼夜行絵巻」と呼ばれる作品のいくつかをカラーで楽しませるだけでなく、「なぜ器物が化けると考えられたのか」も説明してくれる。「百鬼夜行絵巻」の原型かとも考えられる作品「付喪神記」の紹介は詞書の現代語訳つきなので、器物の化け物である付喪神に現れている日本人の考え、「器物も生き物と同じ」「器物も生き物も大事にしないと化ける、祟る」説の由来がよくわかる。

 ちょっと文章の比率が多く、そのどれもが論文調なので、絵を楽しむ、というより作品背景の研究本と言った感は否めない。最初の文章のサブタイトルが「問題点」「私の見解のあらまし」「私の見解への批判とそれに対する回答」というのにも、それがあらわれているのではないだろうか。書かれた時代の違うと思われる「百鬼夜行絵巻」3種がそれぞれほぼ全頁載っており、並び順の比較などが書かれているのもやはり研究的性格の強い編集であることの表れと感じられる。

 この中に、伊藤若冲の「付喪神」(福岡市博物館蔵)の画がモノクロで載っている。はじめてみたが、現代的なデフォルメにみえ、さすが若冲、と思える現代アートの香りさえする一枚であった。この画を知ったことが、私的にはこの本の最大の収穫である。
絵巻の入門書としても使える ★★★★★
妖怪に興味がある僕にとっては、絵巻物がたくさんあるのでとてもいい本だと思います。絵巻に興味がある人は、ぜひこの本、読んでみて下さい。僕も、この本のおかげで妖怪に興味がわいてきました。
一から百鬼夜行絵巻を知りたい人に! ★★★★☆
とにかく「百鬼夜行」に興味があって、でもどっからとっついていいか解らない人にはオススメ!カラー画像も多く、その筋で著名な数人の著者の考えるそれぞれの視点をこの一冊で知る事ができます。百鬼夜行絵巻全体お世界観を把握するのに適した入門書だと思います。しかし絵巻の中に画かれた「妖怪」についての解説は皆無に近いので、妖怪の個性について知りたい人はもう一冊、妖怪図鑑的な本を購入する必要アリ。
百鬼? ★★★★★
主な百鬼夜行絵巻を網羅した一冊。『暁斎妖怪百景』にも収録されていた百鬼画談も収録されていたが、ふくろうの本シリーズの方が見やすかった。絵巻の特徴を生かしていて良いと思われる。