すごい本。
★★★☆☆
色々な意味ですごい本です。
大量のオタク要素を学術的フィルターで全て濾過するなり煮沸するなりして、日本のサブカルチャーについての一知見を、日本に関するバックグラウンド的知識がなくても理解できるように書き上げてあります、その分オタク知識は必要ですが。
大量の日本語の雑誌やらコミックやらアニメやらに当たられた作者の大学教授様には頭が下がります。
宮崎駿についてかなりのページ数が裂かれている本書は、アメリカ人がどのように宮崎アニメを認識するのかの一例として、とても興味深かったです。
評価3については、私がこの手の本を十二分に消化できるだけのオタク知識がないため。
サブカルチャーに造詣の深い社会学者の宮台真司氏の著作を読みすぎた方々なら、評価5をつけるのかもしれませんが。