「むかしむかしウラシマは、助けた亀に連れられて～」、で始まるあの誰もが知っている有名な童話「浦島太郎」。
しかしあの話には実に多くの謎が含まれている。
なぜ太郎は海の中でも呼吸ができたのか、なぜ乙姫は開けてはいけないようなお土産を持たせたのか、なぜ竜宮城にいる間にあんなに長い時間が経ってしまったのか、そしてあの玉手箱の中にはいったい何が入っていたのか。
どうせ童話の世界だからと片付けてしまうのは簡単。しかしもしあの「浦島太郎」には前提となる別の物語があったとしたら。そしてその物語こそ「浦島太郎」の数々の謎を解く鍵だとしたら。
それはこの国の誕生にも関わる天と地の神々の神話。
今、二千数百年の時を経て明かされる真の「ウラシマ」ストーリーとは。