ちょっと吹きすぎです
★★☆☆☆
佐渡裕指揮シエナ・ウィンドオーケストラによるアルメニアンダンス全曲です。
ライヴ録音と言うこともあり、非常に燃焼度の高い演奏となっています。
佐渡も、オーケストラの演奏同様に熱い指揮ぶりであり、シエナ・ウィンドも
全力以上の力演で応えています。約30分の大曲を一気に吹き切った技量と
力量には感服します。
ただ、少々熱くなりすぎているフシがあり、ものすごくバリバリしています。
「熱演」と「吹きすぎ」の境界を越えているようにも感じられ、聞き終えた後
に何ともグッタリするような録音です。
アルメニアンダンス全曲盤を手軽に押さえられる一枚
★★★★☆
既に古典になった感も有るアルメニアンダンスを全曲収録+メトロポリス
というアルバムです。
佐渡&シエナの演奏そのものは『ブラスの祭典』シリーズの実績があるので
今更ここでどうこういうことはありません。前述シリーズに手を出し、好感想を
持たれた方なら期待に違うことの無いものを得られると思います。未見の方に
とっても、何かのイベント時に集合する団体では無く、定期演奏会&全国巡業を
行うことで地力をつけているバンドですから、演奏スタイルの嗜好を除けば
やはり期待を裏切ることはないと思うのです。
アルメニアの大地を想起させる雄大のホルンの調べ、静寂と賑わい、相反する
ものをしっかりと再現した木管、先祖伝来の土地を守って来た民族の自信を歌う
金管、フィーバーしまくりの打楽器群。
ノリノリの、そして演奏したくなる気を起こさせる危険な演奏です(笑)。
更にこのCDの良い所はライナーノーツがしっかりしているところ。吹奏楽
ファン・マニアはおなじみの富樫鉄火氏によるそれからは、曲目解説と氏の想い
が伝わってきます。
感動と迫力!
★★★★★
解説に「佐渡&シエナの魅力はライブにあり!」とかかれて、まずこれで、イチコロです。
「今回のディスクは「ライブ音源」である。
当然ながらいっぱつ録りであり、セッション録音のような編集はきかない。」
コンサート会場の特別席で,聴いているようです!
最初から最後の曲まで鳥肌がとれません!!!いつものCDより凄いです。