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ケモノガリ (ガガガ文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
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最強系小説 ★★★☆☆
ライトノベル等によく見られる、いわゆる最強系というジャンルの小説です。
主人公が窮地に立たされて苦悩した末、努力し、壁を乗り越えるような熱い展開はなく、はじめから強い主人公がただひたすらに敵を屠っていく爽快感を追及したジャンルです。
このジャンルのよさというのは、何も考えずに読めることだと思います。
細かい事は気にせず、気持ちのいい展開をただひたすら味わい、ストレスを発散できること。
そういうものを求めている読者は意外と少なくなかったりします。かくいう私も、たまに読みたくなります。

この小説は主人公の活躍という意味では、読者の求めるものを満足させられるでしょう。
しかし、いくつか問題があります。
そのうちのひとつとして、構成の問題です。
物語の書き出しから、場所、時間軸、視点がばらばらになっていて、読んでいて非常にストレスが溜まります。
誰が語ったものかわからない注意文→悪役の過去視点→クラスメイトの現在視点→主人公の過去視点→主人公の現在視点
このように展開します。イライラを募らせた末、ようやく物語が始まったかと思ったら、すぐに過去の回想へ……。いい加減、話を進めてほしいです。
これは書き出しだけにとどまらず、物語の各所で見受けられます。
視点変更するな、回想するな、というわけではありません。ただ、やるなら効果的にやってほしいだけです。
ストレス発散しようと読んだもので、ストレスを溜めていては意味がありません。

他にもキャラクターにいまいち魅力がなかったり、読みづらい文書だったりと、いろいろと問題はありますが、主人公の活躍は爽快だったので最強系小説を求めている方にとっては悪くない作品かもしれません。
小説としてなら☆3つ。 ★★★☆☆
ネタバレにならないように感想を。
著者がゲームのシナリオライターだからなのか、ところどころで文章のみでの表現では物足りないというか、違和感を感じました。ゲームとして出て、絵や音楽・効果音を使った演出があればもっと面白かったと思います。それが無いので、ちょっと唐突に進んでいるように感じる場面もありましたし……。
ゲームなら良かったかも?
ちょっと微妙… ★★★☆☆
物語自体は[ランボー]に代表される様な[一人だけの軍隊]、群集の中に潜む羊の皮を被った狼ものの流れを汲むが、何しろ物語が始まった瞬間から主人公がチートキャラでLV.50位からスタートするので、ちょっと首を捻ってしまう。
多少強引でも何らかの背景、設定を作って欲しかった。
それらが明らかになる瞬間のカタルシス、というものもこういった物語では大事な要素だと思うので。

その後はとにかく[敵]が非道で、何の同情も湧かないので中々痛快だが、中ボス・ラスボスが[メタルギア]系のゲームから流用してきている様でもう少し厚みと迫力が足りない。
主人公が負けるかもしれない、という危機感がない。

続編はいらないかな。
マフィアとの戦争を終わらせ、政府の手先になってしまった[マック・ボラン]シリーズみたいに劣化しそう。
ラストは切なさを感じさせるままにして欲しい