Penguin ReaadersのEasystartsレベル（200語レベル）
語数　900 YL 0.8

Gloria Brashという映画スターの息子Dinoをロンドン一日観光旅行
にタクシーで連れて行くように頼まれたタクシー運転手Tommyが主人公。
大物スターの息子の案内とあって、上司のSamからは「丁重に」接する
よう、釘をさされる。

リッツホテルでDinoと待ち合わせをして、タクシーに乗せるが、
わがままし放題のDinoに怒りをおさえながら、それでも職務を果たす
Tommy。しかし、最後にリッツホテルにDinoを送り届けると、そこに
待っていたGloria Brashはご立腹。その理由とは？

各ページの半分以上が挿絵なので、簡単に読める。
またストーリーも筋ははっきりしているため、英語読書のとっかかり
にいい一冊である。

読んでいる途中でオチはだいたいわかったが、
これが日本だったら、映画スターのような、お得意様を怒らせたら、まずクビでしょう。
子供のいたずらで職を失ったまじめなドライバーはどうなるのだろう？
首でもくくれってことかな。

日本的な感覚で読むと非常に不快になったり悲しくなったりするので注意が必要です。

ある有名な女優は、
息子にイギリスの文化を知るための観光をさせようと考える。

タクシードライバーに一日息子を預け、
指定の場所へと観光ツアーをさせるが・・・。


悪い子が出てきます。叱りたくなります。
でも最後まで親切なタクシードライバー。
この人が怒られたのは納得いかなかったなあ。

「めざせ100万語! やさしい英語から学ぶスターターキット」の中の1冊として読みました。

この本以外にスターターキットに含まれていたのもそうですが、"こりゃたまらん"というほどは面白い話ではないかなと。
ただし、この本だけは後半の展開が予測できなかったので"やられた～!"という気持ちになりました。

この本で使われている英語は平易で基本的に絵を見れば話の展開も簡単にわかってきます。
英語を楽しく読みたいという方にはおすすめできます。

英文が読みやすいかどうかの問題では無く、真面目に労働した人を貶める内容で不快になってしまいました。
内容はどうでもいいから初級の英語を読みたいという心の広い人以外には薦められません。