ガイトンの新版です.
★★★★★
ガイトン生理学の新版である.ガイトン先生が2003年4月に交通事故で亡くなったので,その跡を継いでホール先生が初めてお一人で編纂した.内容は想像通りテキストの文章はほとんど変化がない.字の大きさを変え,重要なところとそうでないところに差をつけたわけだ.
テキストの読みやすさは,旧版通りである.ガイトン教授が教壇から話しかけてくる調子で書かれている,と昔から言われているとおりである.英語は読みやすいが,頭に残るかと言う点は,自分でノートをとって記憶していくしかないと思う.重要な数字が各所に書かれているので,そこをノートする必要がある.
学生が最初から読むのは少々辛い.臨床に進んでから,あるいは医師になってから基礎をレビューするには最適である.特に循環器は詳しい.